ブラってあんな風には落ちないよ……。肩紐で止血する緊迫の救命場面でも削られてたんでしょうか(違)
不本意な就職先には、おじさんの「妖精」がいた!
スーツにビジネスコートきた遠藤憲一が、女子トイレにいたらそりゃ痴漢w でも妖精なんですよ。それが証拠に、他の人には見えないし、消えるし、家にまで現れるしw
そんな面白さは期待通りだったのですが、仕事がなぜかTV番組の制作会社。え、普通のOLでよくない?
ポンコツ新米ADひかり(岡田結実)が、言い付けられては無駄になる仕事の数々。激辛バラエティ番組のための仕込みが、気分であれこれ変わります。でもひかりも確かに仕事が遅いw 唐辛子を1000個集めろって要は『たくさん』でしょ?何故、唐辛子パックをいちいち全部開封して数えて紙袋に開けて、しかも全開で抱えて持ち歩くの!転ぶ前から、ぶちまけるのが分かってる絵面は嫌~!
そして箒とちりとりで集められる鷹の爪。あ~あ、もうゴミorz
レイにして首に掛ける予定なら、目を痛くしながら必死で糸に通したのに~ってところまでしませんか。落としてもせめて部屋の飾りか魔除けにはできるでしょw 頑張ったのに感も増しますよ。それがヘッタクソだったら、小道具縫うディレクター千葉(城田優)の器用さも際立つのにね。妖精もそこで「女子力」ってジェンダー意識ない。おじさんだからってさ。
イケメン千葉Dは気になるキャラで、ロケにクレームするおばさん(宮地雅子)をおだてて出演させちゃう手腕もなかなか。取材拒否店の意思も尊重し、入り口で出る出ない(ヒロインは出たいけど妖精が出さないw)のやりとりも楽しかったんですよ。そして奥さんとの介護別居を聞き出したひかりが「TVで見てもらいましょうよ!」と店長(六平直政)情で落とすのも、激辛カレーを必死で試食も(試食の必要も、完食が偉い意味も不明ななりにw)盛り上がったんですけどねえ。
何故ブラが落ちる。
その前の、ひかりの所持品を勝手に差し出す場面もダメですよね。
持ち主が嫌がってるのに「大人になれ」は酷い。実はくれた元カレはもっとクズで、浮気で婚約破棄、手放して正解な感じではあるものの。事情を知ってる訳でもなし……形見でも同じこと言うのかと。目の前で言い争ってるのに平気でもらっちゃう孫と店長まで好感度下がるでしょ。
と、せっかくの楽しいドラマに無神経が多すぎですよ。女性スタッフいなさそう。初主演の岡田結実たんは、まだ『ブラ落ちに意味がない』『ただトイレに行くんでいいじゃん』も言えない立場でしょうしねえ。パパに言いつけちゃっていいと思うよ。
大筋では岡田結実は可愛いし、ずっと他人基準で気に入られようとしてきた娘が初めて自分の足で立つ物語。勇気を出して、自分の意見を言ってみる大切さを押し出すところは奇しくも「ちょうどいいブスのすすめ」もとい「人生が楽しくなる幸せの法則」と一緒なんですよね~。ブスの連呼がないのとキャッチーなおじさん妖精で、予告は絶対こっちの方が面白そうなのに、リテラシーとデリカシーがない分で損してます。
2話は見ないかなあ。
遠藤憲一は「さすらい温泉」で見ます←大阪は放送ありませんでしたorz
あ、「警視庁ゼロ係」のIT担当、戸塚純貴がちゃらい先輩ADで出演。「刑事ゼロ」じゃないのか~w