黒島結菜、痩せた? いや、若君に会えず飲まず食わずな唯ちゃんが、痩せちゃったという役作り?
そんなわけで、戦国時代で幸せになったはずの若君忠清(伊藤健太郎)と唯ちゃん(黒島結菜)だったのですが……。隣国のクマ(加藤諒)が生意気にも若君に弓を引きやがり。国境の城に行ったまま戻らぬ若君を助けるために、婚儀のはずだった日に足軽装束で戦場を駆ける羽目になる唯ちゃん(^^;;;;) しかも、現代から持って行った便利道具の数々は使い切り、壊れと、減っていって心細い限りです。ただ、唯の心意気だけは変わらずに、若君を
「めっちゃ好き!」
その一念で時空を超えて来てるんだもんね!
しかし籠城中の若君は結婚どころでなく、やっと会えた唯にも逃げろというばかり。でも絶対嫁ぎたい唯に根負けし、ついに婚儀がとりおこなわれ(「一生分、抱いてやれ!」と寿ぐ城主にドン引きするところはJKよねw)胸キュンのラブシーンが繰り広げられますが……徹夜で駆けてきた唯の眠気で『一生分』はお預けにw
そして新妻唯ちゃんは、若君の無事を祈りつつタイムマシンのラスト一回で現代に戻り……。
抜け殻に。
更には郷土史の先生(正名僕蔵)が羽木忠清の墓をみつけてくれちゃって……。あれからたった半年で亡くなっているじゃありませんか。しかも自刃って。
これは絶対戻らねば、と詰め寄る先は弟君(下田翔太)
家族みんなで勝手な条件いいまくり、二人移動可能で、エコでクリーンでって(^^;;;;;) 苦しんだ末の解決策は!まさかの、将来の自分に託す☆ タイムマシンができたら、何月何日の何時何分に向けて送ってくれ、って『ずっと持っておく予定』の紙に書いたら、即お届けなんですよw なんて都合のいい。いやでも、引きこもり高校生がタイムマシン発明しちゃった発端がまず無茶なんだから、ありあり☆
早速、ぴゅーんと飛んだ戦国時代では……忠清どのが婿入り??
唯との約束通り、腹を切らずに生き延びて。傀儡クマを牛耳る相賀さま(西村まさ彦)に下僕のように扱われていた筈なのに、いつの間にやら娘の婿にするほど気に入られているとは、さすが若君ですけども、妻は唯ちゃんですからね!! お祝いの踊りに紛れたどたばたの挙句に『月に召される』と称して、衆人環視の中タイムマシンで消えるふたり……! 満月を背景に、素敵な場面でした(^^)
でもまだ終わりじゃない!
現代での、壁ドン、自転車デート(若が自転車で、走るのは唯の方w)、速川家でクリスマス。幸せだけど、やっぱり忠清は戦国に生きるべきだと、またふたりで過去に戻って行ってのハッピーエンドだったのでした。 『月にさらわれた忠清』の史跡も見たかったんですけど~、また忠清が戻ってきたら伝説にならなかったかな?
タイムマシンを使う度、消えていく唯のセリフに緊張感も悲壮感もないのがお約束で楽しかったです(^^) もうどこでも、いつの世でもいいから末長くお幸せに!!
時代劇としてはトンデモとはいえ、時に現代とは常識が違ってシビア。唯はただ命優先で、生きていればいいと思いがちですが戦国武士には命と同じくらいに誇りが大事。城の裏から逃れた羽木の衆も、土地を離れてただ生きているだけではダメなんだという、唯の気づきは大事なところでしたね。
そして西村まさ彦氏演じる、信長の部下の相賀さま!「黙れ、小童!」とは言わないまでも、「真田丸」室賀さまを思い出すネーミング(^^) 忠清との初対面では、馬に乗る台にして足蹴にするなど嫌な奴でしたのに。祝言に乱入した唯を、伝統の演出と言いくるめられたり。目の前で掻き消えたふたりに『月に??』と動揺したりと、憎めない敵役でした!
レギュラー陣の出番が少なめな分、相賀様がたくさん見れてうれしかったです。
髷を切られて、目の前で二人が消えて、
「まことに…月に…?」の顔が最高でした♥️