みんなが、誰かを探している街になった広島……。

その広島の、それも二人が幼少期出会ったその場所で再会を果たす周平とすず(その話、まだお互いにしていなかったとかびっくりw)父母は死に、妹も被曝で体調を崩しているなか、広島で所帯を持とうかと提案する周平ですが『呉が自分が選んだ場所』と了承しないすず。そんな夫婦に懐いてくる、腹をすかせた孤児。それが娘の節子さんだったんですね。
焼け野原を息絶えるまで手をつないで歩いていた、そのお母さんも最期には右手が無かった。だからすずの欠けた方の手に「おかあちゃん」とすがりついてきた……そんなことがorz

しらみだらけの子を、突然家まで連れて帰っても誰も嫌な顔をせず。あのお義姉さんなど、物々交換に出せなかった亡き晴美ちゃんの服を出してくる。なんかもう泣けて仕方がありませんでした。
そして大事に育てられ、現代では人生を謳歌している節子さんはなんとプロ野球の大ファンw 沿道を会場を、カープファンが真っ赤に埋め尽くす光景には何事かと思いましたがw 『負けんなさんなよー!』と叫ぶカープファンが、同じように『負けんさんなー、広島!』と叫ぶすずさんに重なるに至って、なるほどこのための現代パートだったのかと。もうちょっと別のぶつ切りにならない方法はなかったのかなあとは思いつつも、とりあえず腑に落ちました。

(一人実家の海に戻り「生きるで!」と決意を口にする水原さんw さすがにもうすずを訪ねては来ませんでしたw)