泣くでしょ、こんなんorz

受け入れ病院がなく、たらい回しの後に到着した絞扼性イレウスの女の子。既に手遅れの可能性も高い上、先日の騒ぎの責任をとって一番腕のいい高山先生が謹慎中で、本来ならもう手術は無理。それでも助けたい、と反対を押し切って執刀した瀬戸医師でしたが、無念の術中死。医師だって辛いのに、両親に泣かれ、なじられ、訴訟までされちゃうんですよねえ……。ホント間尺に合わないわ。

そんな中、例によって身をよじって
「死んでしまいます」
等と要らないこと叫び続けるレジデント湊くんw 女の子の死後は、治療時に切り裂いた服をせっせと縫い(外科縫いw)搬送時に落としたシールをはいつくばって探し、やっぱりあちこちで怒られ続けです。
特に外科医たちは、医療こそ本分、医療がすべてと説教をしてきて、医療で助けられなければもうその患者との関係は終わらせることこそ美学なようです。でも患者家族からしたら、見捨てられたように思ってしまうこの齟齬。そしてもちろん、自閉症の湊くんにはさっぱり理解できません。

結局、湊から遺族への届け物。きれいに縫われた服と、拾って接ぎ合わせたラジオ体操カードが
『娘が帰ってきた様』
と両親の気持ちを和らげ、訴訟の取り下げにつながるのでした。シール10枚溜まったら、ママとスイカを食べる約束だったんですね。亡くなった日の朝に10枚目をもらっていたのに急にこんなことに。遺影にスイカを捧げ一緒に食べるお母さんにもらい泣きしちゃいましたよ……。
また、手術を嫌がっていた腎臓病の子も、瀬戸先生お手製の手術絵本を胸に「先生が手術するなら」と信頼を寄せます。技術はもちろん優れていてほしいけど、それだけじゃない気持ちのつながりが大事と思わせてくれる回でした。

医者だって、患者を亡くしたら辛くて悲しくて、立ち直れずに現場から去っていく人もいるのだとか。さらにその気持ちを隠していなきゃならないなんて。でも、そう強く高山先生が思う背景に亡き弟さんの存在があるようで……。
うーん、きっといい話になるんだろうけれど辛くなりそうなので元気じゃないと見られないorz