和服からずぶ濡れまで、これはいい石原さとみ。
凛としてガッツがありながら、気さく。おきゃん(死語w)で可愛いわ~。そして時に儚げです。
結婚式当日にドタキャンをくらった月島もも(石原さとみ)は、以後心を病んでストーキングを繰り返し警察沙汰に。華道の家元である父親(小日向文世)に、とりあえず誰かとつきあって逆に振ってやれ、とトンデモなアドバイスをされるほど心配されているわけですが。壊れた自転車の修理で街の自転車屋店長風間(峯田和伸)と知り合い、なんとなく何度も会ううちに……癒されている自分に気づくのでした。
この、ザ・ダメ男として出てくる店長が絶妙なんです(><)
イケメン俳優が小汚くしているわけでなく本当にブサ系w でも穏やかで優しそう。ブサかわってやつですか。不登校児をまかされたり、母親を自宅で看取ったりという、その優しさがエピソードで重ねられ、ああいい奴なんだなと染みてきます。商店街おやじ連とヒロインが呑みながら、ついこぼした身の上を、風見が促したから自虐ネタで話して。予想した慰めでもドン引きでもなく、「いい女だな」と全肯定される驚き。その後酔いつぶれて、自転車屋の二階で目を覚まし、当然のように朝ごはん準備されてていただいてても、何かあっただろ感ゼロでw
破談のストレスで味覚嗅覚を失っていたというヒロインが、ただばくばくと朝ごはんを食べるそれだけで、この人となら幸せになれるんじゃないかなと、ふたりを応援する気持ちがむくむくと湧いてくるのでした。
そうだ、新進華道パフォーマーに黒い千葉雄大w
月島流のっとりを目論み、姉もも妹なな(芳根京子)のどっちかとの縁談を希望。こいつを相手に恋愛ゲームの筈が、いつの間にか本気になってた話ならよく観る気がするのですが。今作はブサかわで学歴も金も何もない風見をプッシュで来ましたよ。さあ、どう始まってどう邪魔されて、どんな強さで絆を保っていけるのかw 他の女を妊娠させて入籍後の挙式をドタキャンした元夫(三浦貴大)も、妊婦の現妻と上手くいっていなくて舞い戻ってきそう……? いろいろ楽しみです。
しかし、ドラマの始まりはストーキングから。
すぐ警察のお出ましで、ああ接近禁止令出てるんだな←繰り返してる とすぐ分かると思うんですが。旦那には意味不明だったみたいで、こっちが意味不明です。そのうち結婚式当日のドタキャンが描かれても、そんなに好きだって聞いてない、見合いかもしれないじゃん、ってw まあ愛し抜いてのストーキングか、ただドタキャンの理由を知りたかったのかはそりゃ早々には説明ありませんが。少なくとも、どうでもいい相手じゃなかったことぐらいさー。 この調子だと、味噌汁の椀を嗅ぎ、納豆を手にとって嗅ぎ、ああ嗅覚戻ったんだな、という表現も多分、台詞になってないから分かってないかとorz そもそも恋愛ドラマにたいして興味なくって熱心に見てないにしろ、そこは分かろうよーorz
一人で見ることになりそうです。寂しい。
あ、ももが「ゲームオブスローンズ」ハマってて笑いましたw