印刷所のおばさんも「亜乃音」さんなんだ!
待ち伏せて札を見せ、偽札だと言質を取るハリカ。そのちょっとの間にも、郵便の宛名から相手の名を読み取って会話に混ぜていく、ハリカの頭の良さが際立つ場面でした。下手したら身の危険もありえるやりとり、ただの顔見知りから、名前を呼びあう相手に距離を変えると安全性高まりますよね。
更には、札を隠してあったところからカメラ発見。偽札を作っていた亜乃音の亡夫は、なんと隠れて会っていたんですよ。19歳で失踪した娘(江口のりこ)に。そこには小さな男の子まで写っていて。
「私、おばあちゃんだったんだ……」
と呟く亜乃音さんが可哀想で可哀想で涙。また、なんで孫を隠されるような確執がと思ったら娘は成さぬ仲。それでも可愛がって可愛がって育てたのに、赤ん坊を捨てた実母が戻ってきて何か吹き込んだ末の不仲だなんて。ひ、酷い。
そこからは、印刷所に寝泊まりさせてもらって、久しぶりに寝巻きに着替えて布団で寝られてハリカ 幸せ。
写真に映るラーメン屋を二人で訪ねたり、そこで娘の職場を知ったり。孫の写真と一緒に入ってたデータで、偽札の印刷を仕上げたり……。すっかり共犯者です。
倉庫の掃除に雇われたテイで、娘に会いに行く亜乃音を見送るハリカでしたが、買い物から戻ると印刷所中がぐちゃぐちゃに! 金を燃やす亜乃音を目撃し、事情のある大金がうなっていると思い込んだ阿部サダヲと小林聡美コンビが盗みに忍びこんだのでした。そしてハリカを誘拐!
ハリカに危害を加えられる恐れより、つきあいの浅い亜乃音がぐちゃぐちゃをハリカがしたと思ったり、仲間の賊を引き込んだんだと思われることの方が怖いかも。
せっかく居場所ができたと思ったのにね……。