「聞きたくなかった!そんな怖い話!」
ええええ、せっかく校長が親身に進路相談してくれて、感激でお礼を言う流れかと思ったのにw BGMも感動的だったのにw 初回からそううまくはいきませんねえ。
突然、校長先生になった商社マンの物語。
民間校長の公募でもなく、単に系列企業から『赤字を減らせ』と派遣された主人公鳴海涼介(櫻井翔) 教職課程を履修はしてたものの教育への熱意もなく、現場の慣例も知らず、いいのは容姿と朝礼が短いことぐらいかと。
増収のためには受験者増、塾や学校に頼みに行こう!
……うんまあ、そうなんだけどさ。
偏差値は低い、系列大学はなく進学の保証もない。じゃあ偏差値上げるために成績いい生徒に来て欲しいって、来るかー! 優秀なら3年間授業料免除にと餌でつるとか、一般受験前に推薦で沢山入れて合格枠を減らして偏差値を高くみせかけるとか、門外漢の私ですら耳にする手段がいろいろあるのにね。
会議に遅れるのが許せない!と憤る新米鳴海校長。
……そうねえ、そうなんだけどね。
会社組織と違って、学校は先生同士に上下はあまりないでしょうからねえ……。それに先生方は忙しすぎ。会社員なら有給で休めても、教師って授業に穴があくから休めないのだし。会社員のように働かせたいなら、もっと人数を増やして交代できる体制にするべきですよね。 ちょうど「コウノドリ」と続けてみたので、総合病院でなら医者は医療を、看護は看護師が担当して、支払いをローンにしたり補助金を受ける説明はまた担当が別に居るみたいに、学校でも分担していけたらいいんでしょうけれど……。
特に『奨学金が借金である』ことの伝えかたは、大事だけれど学校ではなあなあになっていそうですよね。
父親がくも膜下出血で倒れ、進学が危ういと荒れる生徒に自身も中学時代に父を亡くした体験を語る鳴海校長。奨学金で進学したけれど就職後毎月大変だった、奨学金を返す苦労をあらかじめ教えられた記憶がないそうですよ。在学中から確実な就職を意識して専攻を選び、最短で卒業し、できるだけ高給の会社に勤める覚悟をもって……と畳み掛けたら冒頭の、聞きたくなかった~になって走って逃げられちゃいました。お父さんが倒れられたばかりで不安とはいえ、高校生ってそんなに子供だったかな(^^;;;;)
先生方に蒼井優、瀬戸康史、木南晴夏、森川葵、荒川良々、井川遥、と美人多い……もとい曲者ぞろいw