「戦国時代の人で生きてる人はいないよ」
うん、弟くん正論w 1分1秒でも早く、戻って若君を助けたいと焦る唯ちゃんですが、待ってよ。今いこうが来年行こうが、城が堕ちた年は変わらないのよ。
タイムマシンの起動装置は隠されてしまいますが、せめて準備をと戦国時代のことを学んだり、食べられる草を調べたり。腕力脚力も鍛え裸足で走ったり……。おバカな姉の充実っぷりに、引きこもりの弟くんも少し考えを変えた模様。なにしろ「バカは我が家の伝統」と、何してるか知らないなりに親御さんは平然としてるしね。止めても止まらない姉のため、せめて薬と、スタンガンを仕込んだ脇差を用意してくれるのでした(唯が自分で作った荷物は食べ物ばっかりで、薬も武器も入ってなかったのが怖い~)
そして冷蔵庫のプリンを気にしながら出発w
計算では3分後に戻る予定、プリンはそれから食べるんですって。どうか無事に帰ってね。ていうか、史実では若君以下一同行方知れずってことは、全員で現代に跳んできちゃったりして!
さて現代を出立までに一ヶ月かけましたが、戦国時代で唯之助が消えていた時間はたった1日。
叱られながらも白米を差し出すと、盗んできたのかと問い詰められw 挙句、村じゅうの人を集めてひと椀ずつ分けてしまうので腹ペコペコ……でもそれが、魚や瓜のおすそ分けになって戻る。自分たちも食べて同罪なら、不審な白米がと注進されることもない。助け合って生きるのが村の知恵、と教えられる唯之助なのでした。
そして高山との合戦が始まり、鍋を担いでのしんがり組から先頭に駆けつける唯之助。殺し合いを目にして……気絶してる場合かー!
唯ちゃん、若君を守りたいって言いながらどう守るかって言われると「走ります」ってほぼノープランなところがかわいいです。
弟くんがしっかりしてくれててよかった。