最終回でぽかーん。

スプーン曲げが本当かどうか、取材対象とカメラの信頼が大切的なご高説が延々あるわけなんですが、待って。その前のエピソードは、主人公りくの母親が『超能力者に殺された』でしたよねw

念動力者とりくの母が、超能力バトルで殺し合う現場を収めたテープ。撮影者は上司。
それだけは息子であるりくに見せちゃダメだと探していた、当初から上司が挙動不審だった理由はそれだったそうですよ。そもそもの発端に強姦魔を念動力で殺しかけたほどの能力を持つ女に、母親もなんらかの能力で対抗し昏睡に陥らせたのは、りくを守る為だったんだとか。そんなとんでもないことを見てきたように言われて鵜呑みにしてた面々が、なんでスプーン曲げ如きに真偽を問うんですか。同じ上司が「見た」と言ってるのに。

落ち武者、吸血鬼、樹海の人体消失と怪奇現象福袋だったこのドラマ、逆にレギュラーは毎回ちゃんと生きて帰って何事もなかったかのように次の取材が始まるのがお約束でしたけど。ADりくだけでなく、早見あかりDの過去にだって、親友がこっくりさんに取り憑かれ、幼子の姿のまま10何年いたのを解き放ったとたん……という本人が絡む超常現象の回があったじゃないですか。そんな辛い思い出はそれぞれの胸の奥にしまって……ではなくて、なかったことになっているようでイヤンです(^^;;;)

スプーン曲げの清田君がご本人だとか、劇中の監督が本当に監督だとかそんなこと、知らなきゃ見られないんじゃ困ります。


母の死を受け入れられず、同じアパートでずっと母親がいるかのように暮らし続けていた、りく。でも『ある日戻ってこなかった』その死の真相を知り、犯人を殺してやろうとするも結局は赦し、もう新しい人生を生きると決めてその部屋を出て行く。
「さあ、仕事だよ!」
「ま、待ってください先輩~」

このほのぼのした10話できれいに終わって欲しかったです。