やだ面白い。アイドル主演のお手本になりそうです(上戸彩やあややにも、こんなよくできた役をさせてあげたかった!)
捜査一課のエースだった須藤(渡部篤郎)は、捜査中に被弾。リハビリに異動された総務部動植物管理係、通称「いきもの係」の閑職っぷりに呆然とするのですが、同僚の薄(うすき:橋本環奈)の果てしない生き物愛に振り回されるうち、なぜか様々な事件が解決してしまうのでした。
婦警の薄ちゃんは獣医学部卒、若いのに動物園水族館に勤務経験のある動物のプロ!必要とあらば亀でも犬でもなんでも保護して回っているのだそうで、可愛い娘が可愛い生き物に囲まれて嬉しそうで可愛い上に、婦警さんのコスプレまでって!天国か! 更には事件もどんどん解決って名探偵か!
土管に詰まった猫を保護すれば、それが凶悪たてこもり犯(蝶野w)の愛猫で自ら投降。
事件容疑者が意識不明、自宅のペットの世話を頼まれればなんと鳥100匹。
エアコンをつけないと可哀想!現場保存より、十姉妹ちゃんの快適!と騒ぐ薄婦警をなだめている間に、羽の落ちていない床/鳥かごを動かした形跡/妙にしっかりした防音と、いくつもの不審な点に須藤の刑事のカンが騒ぎ出します。薄が鳥マニア界事情や餌の仕入先にも目を向けた結果、不正な野鳥取引まで露見し殺人事件も見事解決なのでした。
須藤と薄、捜査一課といきもの係が変に対立せず、どんどん協力し合うところも見やすいです。ま、一課の係長(長谷川朝晴)は可愛い薄ちゃん贔屓ですしw 須藤も一課で尊敬されているわけですが、その須藤が実は、頭部に銃弾を受けた以前の記憶を無くしているのも、プライドをさておいて薄の推測を素直に聞ける要因なのかもしれません。
生き物に詳しい刑事といえば三上博史の「実験刑事トトリ」がありましたけれど、あれは変人っぷりが優先『人間も動物』と目して捜査にあたる感じでしたし。このドラマの方が動物登場が自然です。同じ鳥でも世話や餌、習性が違ったり、捕獲を禁じる法律があることなどなど各種ウンチクも、薄が動物が好きすぎる流れで可愛く聞けます。なんと次回はペンギンですよ、ペンギン!
元相棒に三浦翔平、お巡りさんに歌のお兄さん (横山だいすけ)、何気に浅野温子もいたりといろんな世代の女性にも嬉しい配役です。
エンディングは動物園でダンス(^^;;;) 皆がノリノリで踊る中、ずっと棒立ちの須藤がそのうち一緒に踊り出すのもお約束。オープニングの若冲「鳥獣花木図屏風」風タイル絵 もナイスでしたよ。主題歌もいきものがかりかと思ったら、そっかお休み中か、超特急でした