厨2病重症w そしてOP桃李くんの肌荒れが気になります。
探偵日暮旅人(松坂桃李)の目が青く光る時、ヒトの感情がキノコやシダの様な形で目に見えるんですって。でも失明寸前なんですって。それどころか既に聴覚も味覚も嗅覚触覚も失っていて、ほぼ動く死体なんですってよ。
味覚だ視覚だと最近こだわりすぎが鼻に付く堤監督。温泉旅とロマンスを絡めた失敗に懲りず今度は、記憶や親子愛を絡めて泣かせにきましたね。桃李ファンはのってくれるのか?
視覚がもうじき失われる、というだけでも悲惨だというのに、既に他4つは失われ済みだとか。だんだんと麻痺していく過程には葛藤もあったのかもしれませんが、ドラマでは既に本人も周囲も淡々と受け入れていて、あれだめこれだめと世話して回る同居人雪路(濱田岳)の叱責が
『兄貴は味覚がないんだからー』
『兄貴は口の動き見れば(TVの音声なくても)いいんだからー』
といちいち説明台詞で苦笑。そこをエピソードでみせる気はないのね。……スペシャルが放映済みだそうで、そっちで披露済みなんでしょうか。だとしてももうちょっと、手を握っても気づかない、腐っててもわからない等の描写あっていいんじゃないかと。
もう一人の同居人は、旅人の血の繋がらない娘で保育園児。
その通園先から20年前だかのタイムカプセルを探して欲しいと依頼され、すったもんだの末にみつかったカプセルから出てきたのは、当時ここの園児だった陽子先生(多部未華子)が映ったテープと……『ひぐらしたびと』と書かれた家族の絵。旅人もここの園児だったのね!
しかしその絵も、当時の名簿の旅人のページもこっそり隠されて旅人の自室に収納。なぜ隠すのか、当時あったという誘拐事件のせい?そんな大事件をなぜ陽子先生は覚えていないの?
あらすじだけ書いてたらなんか面白そうな気がしてきましたが、実際はすったもんだがつまらなすぎてホントどうでもいいです。
女刑事(シシド・カフカ)の暴力は不愉快。
『目』を使うな使うなと言うだけの主治医と雪路は小うるさい。探偵やめさせるか『目』が不要なぐらいサポートしてください。
「パパを守らなきゃ!」
と頑張る幼女は健気でしたが、それを枯れ井戸の底で言うに至る状況がね。弁当を持って走り去る男を追いました、それですぽーんと落ちるならまだしも、なぜ追いついて返せとひっぱっても男は渡さない。さらに陽子先生も来たのに男と別の話をするばかりで弁当は取らないでしょ。あまりにその後3人で井戸に落ちるスタンバイすぎて興ざめでしたよ。
残り少ない時間、娘の笑顔を見るために『目』を使いたいんだそうで最終回は幸せに死んでいくんでしょうか。その時目はまだ見えるんでしょうか(「愛し君へ」を彷彿)そりゃ泣けるでしょうけども。