甘~~~~~~~~い、甘酸っぱい(><)
未羽、となったヒロインの名と、タイムリープを利用し予言でユーチューバーになろうとするあたり今時でしたが、そこ以外は鄙びた田舎町に似合う芋かわいいヒロイン未羽(黒島結菜)と芋カッコイイ幼馴染吾朗(竹内涼真)が可愛らしくて、特に後半が盛り上がりました。歴代の映像化をひとつも知らない娘も一緒に、告白や恋の行方にキュンキュン。ちなみに親子して吾朗派ですね!主人は冒頭の5分で脱落w
小さい頃は犬から守ってくれた吾朗ちゃんと、今も一緒に登校して、毎年連れ立ってお祭りに。未羽が食べ残したたこ焼きのたこを、同じ箸で自然に口に運ばれてる様子はもう、カップル通り越して夫婦よw なのに告白は拒否でタイムリープって!切りすぎの前髪と同じ扱いって!(放火の疑いで逮捕、とも同じだけどw)
気まずくなるより、告白なんてなかったことにして、ずっとこのままでいたい……。
それも分かるけどさ、じゃあ吾朗ちゃんが辛くて離れていったり他の女とつきあったり『このまま』じゃなくなる可能性は考えないんだなあ。バカだよねえ。そんな青春をさらにややこしくするのが、恋に恋してる未来人ケンソゴル(菊池風磨)ですw
私服で学校にいた不審者のはずが、未羽とぶつかって吾郎に謝られた5分後には同級生翔平として教室に。カバンの中にそれだけが入っていたラベンダーの花束が、あれれさっきの人がなんで……と違和感をだめ押ししてくれる親切設計です。で、その未来人、プールの授業に見とれていたり、遺伝子に縛られない職業選択や配偶者選択の自由に興味津々。そして未羽が吾郎に守られた記憶まで、自分がしたことに変えてしまいます。ああ、ますます吾郎ちゃんが恋人に昇格できなくなるー。
放課後は、落とした薬の代わりをなんとか自作中。早くしろと責める相方までいて、いままでの映像化と比べるとずいぶんと未来人寄りに描かれていますよね。まあ確かに終盤いきなり種明かしされるより受け入れやすいのかも。その分、未羽が何を考えているのかが薄くなり、バカっぽさがいや増しますよー。
だいたい受験生なのにね。
「来年はここにいないかもしれない」
そんなカウントダウンの甘酸っぱさは良しとしても、高3の夏に焦りも勉強している様子もなくイジメだネットアイドルだ夏祭りだって学年そろって呑気すぎでしょう。高1、高2だった方がそこを気にせずにみられたのかも。
また警察での取調べから未羽が消え、その上驚く刑事たちまで描いてしまったのは大間違いだったのでは。そしたら他のタイムリープでも、妹はアイス食べられたまま、ネットアイドルは虐められたまま、告白した吾朗の目の前で未羽は消え、提灯の下敷きになった翔平は死にかけたまま、ですよ?
細かいことにツッコミいれたくないので、大きすぎる穴は開けないでお願いしたいです。