ドラマ部分がなってない!

七夕の夜に、恋人同士を招いたはずの妖精さん。訪れた二人が互いを知らない様子に戸惑います。そう、それぞれ待ち合わせがある男と女、メールだけのやりとりで相手に夢を見すぎて気づかないだけで、実はお互いがその待ち人なのです……!
って、そんな仕掛けには秒で気づくから!!!!!
気づかないの、見習い妖精だけだから!!!!

その上で、いつ、どんなやりとりから気づくのかを楽しむものだというのに、この二人まさかの百貨店で夜明かしです。
「従業員さんに申し訳ない」
と、片方が帰りかけるのをもう一人が引きとめ。始発電車が動くまで結局ずるずる……。いや待って、電車も動かず閉店してる店内に座ってて、待ち人どうやってそこに来るんですかw 会えたとしてそれからどうしますか。ネカフェかマクドでもいくんですか。バッチリ浴衣で。
そもそも浴衣着付けて待ち合わせという設定が昼過ぎ~夕方のもの。「真夜中の百貨店」で着付けしてからじゃ無理があるんですよ……。
その無理をどうにかしようと、携帯なくした、時間を決めてない、と言わせてましたが、そんな連絡の取れなさじゃ、呑気に浴衣選んで着付けてもらってる間にすれ違って帰っちゃってたらどうしようーってなりませんか。むしろ連絡が出来ないからこそ<待ち合わせはどこそこで◯時>という約束をしたまま動かせない、という縛りが生まれるのに。そして会えなくて(会ってるのにw)待ちぼうけ。どうせ待たせるなら、明らかに過ぎてるのに待っている、その超過時間がロマンスなのではないですか!

と、ダメダメな設定にツッコミつつ我慢して見ているのに、当の本人たちがまたピンボケでイライラするー!
初対面の印象最悪、てな描写はされつつも、大人ですから待ちぼうけの間にポツポツと会話を始めます。だったらそこで、どんな人と待ち合わせで、どこで知り合ったとか。何時に待ち合わせしたのかとか。電話かけてみましたか、いえメールでしか知らない方なんです、等々と待ち合わせ関連の話をするものでしょうよ。しましょうよ。頼むからして、自分/私じゃないかとさっさと思ってくださいよ! 
なのに結局朝を迎え、百貨店を出てからのメアド交換で
「あ・・・」
と気づく始末。遅すぎるー!
それならいっそ、振られた同士だけど待ちぼうけの間に互いに恋した、でもいいのにね。よく言えばのんびり屋同士、お似合いの二人ってことなんでしょうかw 

2話以降、脱落していたのにわざわざまた見て文句って何してるんでしょう私。
例によって敏腕バイヤーさんが登場し商品を紹介する、ステマとは対極にある番組作り。ドラマがおまけと重々承知とはいえ、だからこそおまけ感を漂わせない、ドラマブログがこぞって毎回記事を書く作品目指してこそ百貨店の得にもなろうと思うのにな……。せっかくの大塚明夫なのに。

ちなみに2話で嫌だったのは今更ですが、客に出すお菓子に鼻寄せてくんくん嗅ぐところ。いくら妖精さんでもねえ、あれは調理前の素材でギリ。自分が食べない皿でしちゃダメですよ。 で、商品もドラマも思い出せませんw

いいところといえば、彼女役の方の声がめちゃ可愛かったです。声優さんだった模様。
かつて特撮界から続々と連ドラ人気者が出て定着した様に、これからは声優さんが出てくるのかも。このドラマしかり、夏ドラマ「こえ恋」「真田丸」ヒゲ兄と、声優連ドラ進出元年になるのかも。