ペロ……犯人は奥さん! ってw コナンじゃないw
全てを見抜いていた三蔵山先生と、チーフアシ沼田さんが酌み交わす最後の杯。寂しくも美しい場面でした。
複雑な環境で成長、もう帰る家もないと語る天才・中田くん。凡人・チーフアシ沼田さんからしたらそのいちいちが、自分がデビューできなかった理由を並べられている気がするのかもしれません。曰く幸せに普通に育ち、戻れる場所があって、漫画以外の生きる道もあって……「いつか」と思いながら勝負してこなかった、と。メレブやHK悪役と悪目立ちする役が多いムロツヨシが、特別じゃない人を好演。
しかしその沼田の嫉妬も理解できない様子の中田くん。ネームノートを汚したのは、優しい言葉を拒絶された奥さんかもってびっくりw 実は俺がと沼田に打ち明けられた後も
「俺の絵が下手すぎたから……?」そんなわけあるかーいw
ここまで他人の気持ちがわからなくって漫画が描けるんでしょうか。落語もわかるのかなw いやでも、沼田さんのボツになった力作は、ただの恋愛ドラマなんかじゃないんだと中田だけが読み解いて、涙まで流してくれたんですよ。そんなすごいネーム、書き上げて同人誌でいいから形にしたらやっぱりなにか変わったと思うのになあ。中田が泣いてくれただけでいいと、沼田さんは故郷に帰って実家の酒屋を継ぐことにしたのでした(ポップの絵が上手すぎて悲しい。近所にもあるんですよ、間取りに添えられる絵が上手すぎる不動産屋が……あれももしや……orz)
天才の前には、足掻くのすら許されない凡人の山が築かれるのか。でもその中田くんだってまだまだ海のものとも山のものとも分からないのにね。
そんな騒ぎの間、出番少なめのこころはアーカイブのお仕事で過去の名漫画家を訪問します。
Web掲載許可をもらうだけの簡単なお仕事で、あちらは小金が入りこちらはコンテンツが増えるWINWINな企画のはずなのに派手な拒絶を受けてしまいます。JCの娘は絶賛非行中。さてどうなる。
今は呑んだくれてるこの親父さんだって、昔は先生と呼ばれ、才能を羨まれた成功者だったかと思うと対比の辛辣さが恐怖です。
トラックバック一覧
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1. 重版出来! (第7話・2016/5/24) 感想 ※追記あり
- [ディレクターの目線blog@FC2]
- 2016年05月30日 05:13
- TBS系・火曜ドラマ『重版出来!』(公式) 第7話『天才VS凡人…マンガの神様に愛されたい!』の感想。 なお、原作:松田奈緒子「重版出来!」は未読。 沼田(ムロツヨシ)は20年前に新人賞を受賞するも、その後は鳴かず飛ばず。現在は三蔵山(小日向文世)の
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2. 「重版出来!」 第7話 天才 VS 凡人・・・マンガの神様に愛されたい!
- [トリ猫家族]
- 2016年05月30日 06:34
- 自分が神様に選ばれない存在だと知るのは辛いことだ。 でも、本当は選ばれなかった訳じゃない。 自分が選んでいなかった。 いつか描こう・・・ いつか勝負をしよう・・・ ...
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3. 重版出来!「天才VS凡人…マンガの神様に愛されたい!」
- [のほほん便り]
- 2016年05月30日 07:03
- 今回は、才能にまつわり、2つのケースが並行 才能はあれど、絵が下手な中田伯(永山絢斗)が、担当者、心(黒木華)の計らい。大先生・三蔵山(小日向文世)のもとでアシスタントとして働き始めて一ヶ月 こっそり、中田のネームを見たチーフアシスタントの沼田渡(ム
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4. 才能泥棒(黒木華)道具屋だよ(オダギリジョー)シーソーゲーム(ムロツヨシ)真剣勝負(永山絢斗)普通が一番(蒔田彩珠)
- [キッドのブログinココログ]
- 2016年05月30日 07:05
- 落語愛好家のアシスタントが聞いているのは「道具屋」である。 一種の古道具を売るお店をまかされた若者が・・・「ろくでもない商品」を客に売り付けようと悪戦苦闘する「話」である。 編集者を道具屋、漫画家を道具と考えれば・・・そのビジネスのあらましが分かるわけであ
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5. 重版出来! 第7話〜「お前、すごいな」 天才・中田伯に沼田は自分の才能の限界を知る
- [平成エンタメ研究所]
- 2016年05月30日 07:32
- 天才・中田伯(永山絢斗)。 彼の作品は、命を削って絞り出した魂の叫びだ。 彼は自分の心の中の、怒りやもやもやしたもの、希望や理想をはき出すためにマンガを描いている。 描くことで救われている。 少し前に僕は、中田伯を『進撃の巨人』の諫山創さんに喩え...
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6. 重版出来! 第7話
- [レベル999のgoo部屋]
- 2016年05月30日 18:01
- 「天才VS凡人…マンガの神様に愛されたい!」 内容新人漫画家の中田(永山絢斗)が、三蔵山(小日向文世)の下でアシスタントとして働き始めて1カ月。三蔵山のもとで長年アシスタントとして働く沼田渡(ムロツヨシ)が、中田の面倒を見ていた。相変わらず絵が下...