やった! 捜査一課が分析室の味方につきましたよw
公安部部長難波(宇梶剛士)の横暴に耐えていた捜査一課岩瀬課長(西村雅彦)がついにキレ、分析室の主張通りの捜査を指示します。そうそう、これが見たかったのよね(^^) 実は公安部、潜入捜査が得意の倉田(手塚とおる)の元所属先。この難波にたてついて飛ばされたんだそうでしたが……
「飛ばされたんじゃない、おれが引き抜いたんだ」
と部下の倉田をたてる室長藤江(伊原剛志)の気概にじ~ん。
今回は難しい手掛かりのほとんどがこの藤江のスーパー記憶力で身元判明、場所判明。行きずりの受付嬢やホームレスの顔を後からマッチング出来る写真記憶のみならず、犯行声明にかぶるノイズで場所特定とかw もうスーパーマンでした。変な英語連発でも許しちゃおうw
事件は盗まれたウィルスによる連続殺人、ウィルスが注射で体内に入れるタイプで、空気感染しないのが救いです。でも犯人は詐欺事件の再捜査を要求、出来なければまた死者が出ると脅してきます。被害者はなるほど、その事件の関係者だった模様。例によって犯罪科学分析室の面々が捜査会議に乱入、ばりばり真相に迫っていきますよー。
今回ネットの活用も面白かったですね。
犯人とおぼしきウサギの着ぐるみ姿を、フォロワー100万人越えのツイッターで情報求む! 某ゲームのランキング1位プレーヤー「はんぺんジョニー」とは画像/音声分析担当の大石(皆川猿時)だったんですねえ。 おたく崩れならぬ立派なオタク捜査官w もっとも犯人には先読みされて、同じウサギがたくさんいましたけどw
おなじみ、変装倉田の潜入捜査もばっちり楽しく、しかもひっかけ捜査でしたよ! 潜入後逃げるもつかまり、盗んだデータ入りUSBを取り返された…とみせかけて、真の狙いはダミーUSBを渡すこと!その行き先で内通者があぶり出されます、うわー意地が悪いw 退出時にUSBを落として拾ったのも、うっかりでなくわざとだったのねー!
ウィルス開発と詐欺事件の関連が唐突に思えて冒頭は混乱しましたが、終盤の畳み掛けは見応えがありました。黒幕も内通者も判明、利用された姉弟は(罪には問われるだろうけど)助かり、その父窪田の免罪は見事晴れてめでたし、スッキリですね。
そうそう、当時の上司難波にかみつく倉田。「窪田は被疑者じゃない」と主張する最初の回想では顔のアップなんですが、遺児目線の回想では遠目の全身画像。大柄な難波に華奢で小柄な倉田が必死に背伸びして食らいついていく様子になっていて、父の味方になってくれていたあなたを覚えている、と礼を言われる場面なんてまさに胸熱でした。
泣いていいんだよ倉田!!
さて西村さん演じる捜査一課長岩瀬。捜査会議での力み返った様子で笑いを取り、メインになる分析室と拮抗するのは前回と同じでしたが、今回は公安部長が敵役にまわったおかげで分析室と協力体制がとれました。これこれ、前回からこれを見たかったのよ! 前述の「俺が引き抜いた」と藤江が難波をやり込めた時、当の倉田でなく岩瀬のニヤリが映る演出もニクいですね!
さてパート3はあるのか。あったらタイトルは「電子の標的3」なのか? そこは入れ替わるとばっかり思って「犯罪科学分析室」でタグつけしたのになあw