朝の交差点。行き交う機捜車と宅配車、ホームレス、幼児連れ、家政婦に公務員。
”私たちはまだ知らない、これからの24時間でお互いの人生が深く交錯することを……”
かっちょいい~(><)
例によってデジタル時計を表示、機動捜査隊の24時間を追うシリーズも第5弾です。お約束の8年前の回想、犯人射殺に迷った結果人質が死んだあの事件に今回はさらっと触れるだけで、「抜くときは、撃つとき」と、無駄に銃を構える部下を諌める舞子(沢口靖子)の、落ち着いた決意に時の流れが感じられます。2作目で生まれたネコさん(赤井英和)の孫も幼稚園生ですw
事件は老婆撲殺と、役所で暴れるホームレスと。
逃げるホームレスが迷子の幼児と出会い、その幼児の母のシャープペンシルと殺害現場のボールペンがペアデザイン!ではペンを持っていた福祉課職員が……?配送トラックを盗んだのはホームレス?運転席からは血の付いた封筒と大金が……! 痴話喧嘩だ空き巣だと、別件で機動捜査隊が呼び出されても老婆殺しや逃走ホームレスに関連するなにかがみつかって、もう笑っちゃうほど絡み合っていきますよ。2時間ドラマの醍醐味ですね。
さてお目当の土居記者(西村雅彦)、くたびれたコートに茶色のストール。お馴染みのカラーシャツは今回ブルーです。神出鬼没に舞子を待ち伏せては、ただネタをくれる親切さんw(その度かじかんだ手を擦りながら登場する仕草、本来季節通りなのに予想外の暖冬で季節外れにw)
でも最後、珍しく舞子からの言葉で突っ込んだ会話になりました。記事を書くことで不幸な人を減らしたい、警察とは違う方向から世界を幸せに…と語る土居にうなづいた…かもしれない舞子w 情報へお礼も、やっとはっきり言ってくれて報われましたよねえ(><)
じゃあ、と朝食の誘いを繰り出しましたが、鮭定食もパンケーキもあっさり振られw おまけに聞いてた若いのにからかわれる始末ですが、一歩前進だからいいのかな。 …パンケーキw フーシャピンクのストールも鮮やかな舞子さんならお似合いでも、土居さんはどんな顔してパンケーキですかw
帰投後、関係者の処遇がしっかり分かる業務連絡が入りホームレスも行き先を面倒みてもらえると分かってホッとしました。
もちろん「まだ見ぬ夜明け」のタイトル通りに、皆生活は苦しく問題は山積みです。だからつい目の前の金に目がくらんだり逆恨みで刺したりするのですが、それでも子は親を、親は子を愛して、寄り添って暮らす家族がいて頑張れる。ホームレスのおじさんだって、熱のある子を必死に心配してくれましたよね。冒頭で殺された金貸しは、その思いやる気持ちすらない人だったからこんなことになったわけで…悲しい人でした。
ラストシーンは、ドアを開けて朝日を仰ぐ舞子。変化の予感。
「どん底だ」と死のうとした夫婦には「一緒に生きて行く人がいるなら」と説得していて……これは土居さん、お食事できる日は近いかもw 機捜は署内で待機だから外食は無理…との触れ込みでしたが「サイレーン」の二人はかなり出かけてましたよねえ。