ザ・2時間ドラマ!
山村美紗の原作を昔々読みましたが、とにかく主人公ガイジンさんってことしか覚えてませんw 時刻表、温泉、等の目を引くアイコンのひとつでしょうって感じ? でもまさにそこが、「まっさん」エリーを主人公にドラマを考えるなら最適w 外国籍の美女が日本でここまで目立つお話なんて他にひとつも思いつきませんからね! 書き下ろしだってこうはいかないほどの適役、すごいわ山村美紗、この日がくるのを予見していたのか(違)
そんなわけで、主人公は米副大統領の娘キャサリン(シャーロット・ケイト・フォックス)
来日の父に同行後、ビジネスのため1人京都に残って、華道3大流派の家元を歴訪します。つまり花に着物にと自然に画面が華やかですよ。パーティ会場でのドレスも素敵、そしてなぜか次々に起こるボヤ騒ぎや殺人……!
外交的には是非ご帰国願いたいわけですが、親友を亡くし犯人逮捕を強く望むキャサリンは、犯人を追って京都をひた走るのです。3つの殺人を華道の天地人になぞらえてみたり、故人の思い出の花ベルガモの花言葉を出したりと有能よ(^^)
相棒の文系大学教授に谷原章介。政治家の父と叔父にエスコートをいいつけられて振り回される間にキャサリンに惚れちゃうお約束な立ち位置w お約束といえば、谷ショーの秘書役に山村紅葉さんもねw
いくら日本文化に通じ日本語が上手だといって、捜査/法律用語や演歌にまで通じる人はそういない筈、かなり高度な会話をこなすキャサリンですが案外簡単な日常会話を知らないようで、屋台で酒を注ぎながら「おっとっとととと」w それは注がれる方が言うんだよと教えられ、お付きのSP達も同席しての「おっとっとと」3連発、可愛い~。 親子ゲンカでつんけん気味の冒頭から、だんだん可愛くなっていくのたまらんですよ。
めんどくさいキャンピングカートリックもミニカーでわかりやすく見せてくれました。でもそもそも、その工作必要だったかなw 車の移動がかなりトレースされている現代にはそぐわないトリックです。茶室の密室も、鑑識が入る前にドカドカ全員来てるわ、落ちてる鍵を素手で拾ってるわorz まあ突っ込みどころも愛嬌ということで。
シリーズ化しそうですよね。