もうディズニーは、お姫様を描けなくなってるのでは。お屋敷でドレス=姫じゃないんだよ?王家、貴族と使用人の描かれ方の薄さに驚愕。


そんなわけで、今更wowowで視聴しました。

かの有名なレリゴー場面、劇場予告でMTVでバラエティ番組で20回は観たアレの前後を確認する作業のようなw ずっと『食べ物や衛生設備はどうするの』と思っていたのですが、なるほどとりあえずの隠れ家で、何日も過ごしてないんだからあれでいいのね。

そしてヒロインの危機を救う「真実の愛」は姉のでしたかー納得納得。

正直、パーティで意気投合しただけの王子様vs通りすがりの氷屋じゃ、どっちもどっちですもの。一応氷屋の方が共に死線を潜り抜けた絆で分があるように描かれていましたが、たかが吊り橋効果で王子様と競ろうとは頭が高い。せめて氷屋が幼馴染だとか、似た境遇で共感できたならならまだしもねー。


ところで両親=国王王妃、序盤にあっさり死亡退場し、びっくりしました。

超能力をコントロール出来ない、ややこしい長女に味方の一人も作らず閉じ込めたまま遺すとは。唯一の身内の次女は引き離されて姉に愛着薄く育ち、王女らしい教育を受けた様子もない! 山猿w

そもそも、王宮の大広間で幼い王女二人っきりで遊ぶって、共働きの核家族じゃあるまいしw

それぞれの乳母が、姫さまーどこですかーと探してる描写を思いつかないのかなあ。そして凍らせる能力で妹を殺しかけた時点で、姉妹を引き離す……にしろ、なぜ王宮でそれぞれ一人暮らし? 姉を修道院か、せめて離宮に隔離し、妹は普通に使用人や教育係に囲まれて育つ…んじゃダメなんですかね。

姉の戴冠式の日には自由に街に出てはしゃぎ廻っていたエルサ。なのに街に友人は? 会って数時間の王子と「結婚する!」と決める距離無し感、王女という立場への無自覚、諌める姉(しかも今や女王)に逆ギレ等々、エルサ友達いなかったんだろうなあ。


もちろん、その無鉄砲な性格が物語を進めるのですが。おまえさえおとなしくしてれば姉の超能力が衆目にさらされることも、王国が冬に閉ざされて困ることもなかったんだよー!とイライラして困りましたw 王子だって、新女王も王女も消えちゃって臨時に国を任された時には、物資供給など能力の高さをみせてたじゃないですか。多少小狡くても、普通に婿に来て普通に政治こなしていい宰相になったかもしれないのにさー。


「ラプンツェル」の、姫の恋人は泥棒って設定よりマシかもしれないし、画面はきれいで歌もいいけど。全然入り込めずに終わりました。あ、雪だるまウザかわいいですね(^^)