「あなたは病名はないけど病気です。私にも感染ってます」
いやいや病名あります。これは共依存でしょう…逃げてー(><)
今回はかけあいの面白さに目が離せませんでした、でもキモイ。
前回の田村正和と松たか子だって今回の役所広司と満島ひかりだって、脚本演出の意図通りに狙って夫婦っぽかったり支配しすぎたりしてるわけで、なにもプライベートでもそうだろうとか言ってるわけじゃないです。さすがの演技力です。でもだからって気持ち悪さが減るわけじゃないでしょう、気持ち悪いんですよー
隣にいる旦那は普通に見ているのでモヤモヤw むしろ理想的だったらどうしよう〜娘が産まれたとたんに『嫁にやらん』とか言ってたしw
ボクシングに賭ける親子鷹。
『誠』と男名前をつけられ、デートも合コンも父にぶっ潰され、可愛いブラは川に捨てられ(不法投棄だし…)母は出て行き、オリンピック選考会を目前にひたすらこんにゃくだけでがんばる娘27才……の目の前で、もっと若い娘といちゃいちゃしてた父!
実はデートして焼き肉食べてパンケーキ食べた、再婚したいと聞かされた娘のキレることったらw
自分には許さなかった可愛いブラ女を選ぶのかー!
選手とトレーナーな時には敬語と決めているのか、激怒してるのに口調は丁寧ながら、糾弾の内容は主に食べ物でそのうちブラの話だしもうコントですよねw カニパンw
でも 灰皿を振り上げて拳を潰そうとする姿に『結婚しない!』とついに父がいい、満足げに笑う娘はホント怖かったです。
てっきり『ボクシング辞めてもいい』とか、そんな言葉が来ると思ってたのに結婚?自分の拳=人生の目標と取引する対価が父の結婚?何それ?何この父娘?
結局ロンドン五輪に行かれずに選手を辞めて1年半、明日は結婚式という夜に決別の殴り合いを始める父と娘。
うわー。
母は何してるの、クロスワード投げ捨ててリングに乱入するなら今よ!
邪魔扱いされ、腑に落ちない顔でジムを出て行った婚約者。翌日の誠はきっと顔が腫れるか痣あるかしてますよねー、その状態で披露宴したのか、はたまた破談になったのか(><)
満島ひかりは好演で、彼女の独白はいつまででも聞いていられそうでした。でもだからといってラスト、また2人で身体を鍛える様子をみせられても良かったねとはとても思えませんですorz
そういえば母がいない話ばかりですよね、そういう決まりでしたっけ?母がいると父と娘は描けませんか?
女性脚本家の物語がどれだけテイストが違うのか、そこが楽しみになってきました。
まず、「誠」という名前からして、息子として育てられたことがわかりますよね。
それも、「女だから」が全く通用しない世界、だったようにも思います。(^^;
もし、草輔がチャンピオンになっていたら、ここまで厳しく指導しなかったと思いますが、中途半端に終わってしまうと、叶えられなかった夢を息子に(ここでは娘)託すのも、わからんではないです。
ジムがあり、コーチがいる。努力さえすれば、チャンピオンになれるかもしれない。
親の期待が膨らんでも仕方ないと思いますが、
子供からすると、有難迷惑な話で、猛烈に反発したくもなりますね。(^^;
だけど、「オリンピック」という共通の目標があると、そう簡単に止めるわけもにもいかず、やるだけやってみよう!と、続けられるのかもしれませんね。DNAも意識するだろうし~。
そういったのを全部ひっくるめると、こういう台詞が出てくるのかな~と思いました。
>「あなたは病名はないけど病気です。私にも感染ってます」
自分にはもうボクシングしかない、ということを暗に伝えてますよね。それは同時に、結婚に自信が持てない、と言ってるようにも感じました。(^^;
このドラマを集約すると、この一言になるのかもしれません。。。
ちなみに、女子ボクシングは2012ロンドン五輪から採用されたまだ日の浅い種目で、女子は3階級しかなく、狭き門でもありました。
ようやく年齢の上限が40歳に引き上げられたようなので、これからオリンピックを目指す選手がどんどん出てくるようにも思います。
ロンドン五輪に出られなかった南海キャンディーズのしずちゃんには、頑張ってほしいです。