初HERO、やだ面白いw
前作観てなくて思い入れも無いし、13年も前のドラマの続編ってねえ。と、ななめに観始めたら案外引き込まれました。前作から出ているらしい脇が若干ウザイですが、知り合いなのねー程度でスルーできる程度。ファンだった人は嬉しいだろうな(^^)
ヒロインが若い北川景子に交代なので、前作でのラブをどうするかと思ったらちゃんと交際して別れたことに言及ですよ。そんなものでしょ、と言われたら確かにそうですねえ(結婚してたっていいのにとも思いますがねえ)
事件は、居酒屋での軽い喧嘩……かーらーのー時効間際の宝石強盗事件!
時価13億円の宝石、大事件でしたから指紋が一致したならとにかく起訴しろと迫る周囲ですが、転任したての久利生(木村拓哉)だけは大元の居酒屋事件にこだわるのでした。
ベタです。
こっちを追ってたら大事件も解決だよね☆とドラマ視聴者は慣れていますが、なにしろあと3日。作中人物は焦って担当を変えたりするんです。
ベタです。
でも、何故かどのベテランも起訴に至らない。
それって起訴が後から『間違ってたゴメーン☆』では済まない程、相手の人生を変えてしまうから。絶対に無実の人を起訴してはならない…と語る久利生の言葉に自らの至らなさを恥じる新米事務官(北川景子)なのでした。
ベタですが、正義なので良い事です。うんうん。
そうそう、スーツが当然の職場でジーパンの久利生。
型破りな主人公が異能を発揮、というこれもベタの典型です。いい年でアウトロー気取りもないよねぇと生暖かい気持ちにもなりますが、群像劇で『目立つ』という利点確かにありますねw
そんなベタに継ぐベタの王道の中、検察局を囲む取材陣にいつもつかまるのは小日向さん
「足が遅いー」
というネタを繰り返し入れておきながら、あと時効まで5分無いよ!というギリギリに起訴状を裁判所まで走って届ける役を何故かその遅い小日向さんに任せるという暴挙で盛り上げる丁寧なウケ狙いw
どうせ間に合うに決まってますけどーw
実際のとこ、本当にあんな状況で足さえ速ければ間に合ったのにという20秒遅れだったりしたら門前払いですか?こっそり受け付けてあげるんじゃないのかなあ。
というわけで来週もみます。
いわゆるキムタクドラマな感がなかったのは、久利生が『イケメン』でなく『変人』な役どころだったからかも。50才でも60才でも別にいけますよね。カッコつけ無くていいじゃない、きちんと大人な久利生をみせて欲しいです。
>でも、何故かどのベテランも起訴に至らない。
たらいまわしにしたのは、初回の顔見せだろうけど、それぞれの検事・事務官の考え方や姿勢がよくわかって面白かったですね。やっぱり個性的!(^^)
ほいほい引き受けた割には、聴取していくうちに無理だと判断し、自分から担当を降りてましたね。
どの検事も、かなりの件数をこなすだけあって、時間との戦いをよく知ってるな~=仕事ができるな~と感心しました。
もし時間がたっぷりあるなら、どの検事も担当を降りたりはしなかっただろうと思います。
今回、牛丸次長の、中間管理職の板挟み(八方ふさがり)がよく出てましたね。
次長に昇格したのも、部下を信頼する心があったからかな?(^^;
>起訴状を裁判所まで走って届ける役を何故かその遅い小日向さんに任せるという暴挙
担当が宇野検事だったので、届けるのは担当事務官である末次さんの仕事ですよね。
足が遅いからといって、運ぶ人を変える、というわけにはいかないと思います。
だから、みんな、アンカーを走る末次さんに託したと思います。
バラバラのように見えて案外チームなんですよね、彼らは~
それにしても、ギリギリだったから、余計に力が入りましたね。
逆に間に合わなかったら・・・次の日で受理されるんでしょう。
後は裁判所の判断に委ねるんだと思います。。