堺雅人がホモ(><)
お笑い劇場の地下、出番を待つ芸人達が入れ替わり立ち替わりする舞台袖で、13年前の殺人と現在の殺人が交錯する……のですが血まみれの死にかけでも笑わされたりしてどうしましょう。
脚本:福島三郎、演出:ケラリーノサンドロビッチ
人気お笑いコンビ『パンストキッチン』のアキラがボイラー事故で死亡。
その少し前に殴打殺害された芸人を襲った犯人はコンビの片割れか、はたまたアキラの相棒もっしゃん(橋本じゅん)なのか。
『パンキチ』のマネージャー鈴木(堺雅人)の愛ハムスターをもっしゃんは本当に食べたのか?
作中でがっつり漫才が演じられて、ちゃんと笑えるのがすごいですねー。橋本じゅんさんのツッコミが上手いw
ボイラーを点検に来た筈が、いろいろ裏のある八嶋智人も良かったです。2時間半があっという間でした。
アキラは幽霊でも登場、どうやら鈴木にとっては毎年命日には現れて語り合う脳内アキラで、もしかして七夕の様な大切な逢瀬だったのかもしれませんが今年は死にかけのいろんな人に目撃されて鈴木だけのアキラじゃなくなってしまいました。
宣伝コピー等では『全員イヤな奴』とされ、なるほど悪の強いキャラばかりなのですが私にはイヤな奴はいませんでしたね。皆それぞれに必死な人たち。そして特に、芸人の着替えをねっとりみつめたり、性癖を罵られて凍り付いたりと繊細に演じられる鈴木はとても可哀想な人でしたよ。
そんな恋あり裸体あり口づけあり堺雅人ファンにはたまらない一本ですね(脱ぐために鍛えたそうですよ堺雅人)
副音声コメンタリーは深夜収録、ぶっちゃけ裏話がお楽しみで、特に八嶋ファンが楽しめると思います。激しつつも小道具の心配はきちんとしなくてはならないなど、プロ魂が語られておりましたよ。
そして皆のアイドルハムちゃんは、スタッフがその後飼ったそうです。よかった(><)