「おかえりなさい貴方!」
うわー、たった今現妻を殺した元妻にそんなこと言われて血まみれで微笑まれるの怖いんですけど(><)
黙って抱きしめた保の目から流れる一筋の涙……!!
さて浮気中だったのは女優な妻と作家。
てっきり夫を取られた作家妻の逆上かと思っていたのですが、彼女が保の元妻ならば、現夫はどうでもよくて保の現妻が邪魔だった線もあるのかも……。そしていつから彼女は自分の虚言を信じて生きていたのでしょう。
台湾時代に恋に落ちたのね。駆け落ちまでして手に入れたお嬢様だったのにね。保が戦後名前を変えて逃げてしまったのは、もうその前からおかしな行動があったからだったのでしょうか。
それでも、思い出の中の幼い恋はきらきらと輝いていました。
夕日が好き、
それだけで原田保と作家妻がお似合いかどうかは首をひねりましたが、あの美しい回想シーンを見せられては納得せざるを得ません。
そして思い出の蘭を押し花にして持ち続けた女。
彼女の罪を引き受けて異国で死のうと思った男。
いやあ美しいじゃないですかー
保は生きてましたけどねw
嫉妬に狂ったヒモ男が妻を殺して自殺する、そんなありきたりなストーリーなら世間もすぐ忘れてくれるだろう。
そう考えたのは半蔵なんでしょうか。そして多分、今後の生活でも保証され、元妻も守れるしと保が甘言に乗り……。
ただ誤算だったのは、探偵増沢が保を信じ抜いた事。
なんなんだろう、この2人(><)
一話でもBL妄想に悶絶しながら観てましたが、最終話がまた妖しい……。
ろうそくの灯火が揺れるあちら側、背中をむけたまま通訳を介して喋る謎の台湾人。
謝罪の言葉、礼の金と品。
それを全部無視して歩み寄る探偵に、頑に顔も向けない保。いやもういつ背後から抱きしめられちゃうのかと保になりかわって(?)ハラハラドキドキでしたよ!しかも問いかけが
「なんで他の奴でなく俺に横浜に送らせた」
って、好きだから以外になんと言えとー!(違)
冗談はさておき
実際は、あの夜も懇願する保をとっとと置き去りにした探偵。
彼は誰相手にも同じ様にコーヒーを振る舞って同じ様に追い出すだけで、そこに『こういう人になりたい』と夢を重ねたのは保の片思い…もとい保の勝手だった様ですが。またもさっさと帰ってしまう探偵が、それでも帽子だけは受け取ってくれたのは良かったかな。
帽子を手に取る度、ギムレットを頼む度、死んでしまった『日本人原田保』を増沢だけがずっと思い出してくれるのでしょう。
最後だから書きますが、原田保というネーミングが素晴らしかったです。
チャンドラーの原作ではどんな名前だったんでしょう。でも原田保は初回からすっと耳に馴染んで、いっそ綾野剛よりも彼に似合うかもしれないぐらい、そこにいたのは原田保でした。
その分他が割を食ったのか、探偵増沢磐二は見終わったとたんに抜けますw事務所にどーんと書いてあるのにね!作家の名前も、池井戸潤を毎回思い出すけど忘れるし、女優の妻も小雪の役名も、印象薄く……5回で終わったせいもあるかな。
追記:ウェイド=上井戸!原作名そのままだったんですね作家さんは!やられましたw
ようやく、磐二休す!ですね(笑)
原田保はたぶん生きてるだろうなあとは思ってましたが、本当に出てきてびっくりでした。
それも、日本で~(^^;
他人のふりして、磐二に自分の生存を伝える所が、磐二の方が一枚上手だったようですね。
>「なんで他の奴でなく俺に横浜に送らせた」
この時、磐二は蘭の花弁を持っていたので、保が横浜に送らせた理由を既に知ってるようでした。
だから蘭を置いてきたんだと思います。
・・・粋な探偵です!?(^^)
「探偵」増沢磐二のようになりたい、と言っていた理由も含めて考えてみると・・・
すべては、原田家に深くハマってしまった男の、後悔物語だったんじゃないかなと。
磐二は探偵として、原田家と関わることで、
その内情が明らかになりましたが、原田家には何もできなかった~・・・という所でしょうか。(^^;
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さ0723
音楽が妙に耳に残ってます~(^^;