出た、データ野球!
1番打者は脚が速い者、といった常識を「四球含む出塁率で選ぶ」などとちょっとひねったオーダーでくる監督。
「弱くても勝てます」で期待したうんちくと発想の転換が、こちらのドラマで観られましたw 点を取られても、もっと取ったら大丈夫!という姿勢も、あちらの原作本と一緒じゃないですかw
で、社会人野球部の話なのかーと思ったら唐沢社長が銀行と喧嘩始めるしw
かと思うと野球、そうかと思うと納品ミスと、なんだかどっちつかずのまま話が進みます。ギャグの様に重厚なナレーションで、昭和が舞台と思い込んでいたら、どうやら現代でびっくりしました。
社長の趣味の社会人野球部を、勝てもしないのに続けてるんですか、このご時勢に!
(もっとも、某新書によれば株主総会や融資先に覚えめでたいのは『強い部』を廃部にする方で、『こんなに業績もある部を切る程、真剣にコストカットしました』とアピール出来るんだそうです。逆に弱小で予算も少ないから続いてたのかもw)
挙げ句、派遣社員が実は元高校球児と分かり、しかも有望選手だったのに暴力沙汰で退部させられていた過去が……と、ベタベタな展開。2話のラストは、彼が野球がしたいと涙で叫ぶところがクライマックスです。
うん、スラムダンクごっこはじーんときますけど、訴訟とどっちが本筋なんでしょう……。
経営陣と野球部。
脇役がわさわさな野球部より、唐沢と江口洋介が並んでいる経営の方がメインに見えますよね。両輪大事にすすめて行くなら、監督にもちょっと強い俳優さんをもってきたら良かったのに。
弟が社会人野球にいたので野球部の肩を持ちたいのですが、このドラマだけみてたらお荷物ですねーorz