「殺されていい人間なんて……いない!」

いい台詞ですが、先週の連続誘拐殺人犯の時に言えたのかな、それw


今度の幽霊は気弱な愚痴兄さんでした。

「もう許して欲しかったんですよ」


……ですねー。

このネット社会、1度出回った情報は回収がし難いうえに住所特定などは技術をひけらかす遊びとして行われますからね。職を変え、住処を替え、顔を手術までして変えても、特定されて居場所を無くして来た今回の被害者。

遺族やご近所ですらない、被害者も加害者も知らないネットの住人からのつきまといは止むことがないのかも。


と、思わず同情しましたが実は加害者でもあって、過去に2人殺してるとなると気持ちは複雑です。しかもたった5年前。

またひ弱そうな役者さんをあててるし、鑑識は傷や骨折、煙草の痕などと虐待歴で『薬物に逃げた気持ちも分かる』って、いやいやいやミスリードでしょう。殺された母子の霊が甦ってそっちがメインだったら全然違う気持ちになる筈なんだから!


かといって、今更殺した犯人にはまったく共感できませんでした。

手記の出版を止めるように頼みにいって聞き入れてもらえず逆上……じゃないですよね。話し合いはすっ飛ばして、最初から殺すために誘拐に行ってますよね?

妻子を殺され手記出版の手紙を受け取った夫でもない、親ですらない、叔父って!

あれかなー、クレームや意義申し立ては、自分の利益の為よりも身近な誰かの為の方が大きな声で言えてしまうタイプですかね。販促の非売品ポスターとか試供品とか、可愛い姪っ子に持って来てくれる叔父さんだったとか。今回の事件だけ見るに「これ好きだろう!」と頼んでないのにぐいぐい持って来そう。


そして大の大人が何人も共犯者って! 刺殺の前に、脅して出版停止を承諾させるだけでいいでしょうと提案する人が一人もいなかったんですか orz


相変わらず情報屋を便利に使い、S&Gも便利に使い、チート極まりない主人公の捜査。

違法な盗聴もへっちゃらで『あっち側』捜査にどっぷり。幽霊の声が聞こえるよりもずっとそっちの方がずるいわけで、そのせいか旦那は既にリタイア、私一人で見ています。

今回の幽霊要らなくない?とか。
旧姓ぐらいならハッキングせずに調べられるよね?
とかツッコミどころも満載なのですが、かっちょいい音楽に乗せられてなんとなく流されてしまう危険なドラマですねw