食品偽装だー!


高級料亭の嘘に巻き込まれ、他の取引先に怒鳴り込まれる井川屋。

最後には嘘つき料亭との取引を辞め、長い付き合いの市井の乾物屋を選んだ井川屋さんかっこいー!という筋ではありますが……。


まずは、悪評が広まり町中からひそひそされ、取引先が減る井川屋。それもこれも全部、誰よりも先に料亭の産地偽装を聞かされていたのに、黙っていた松吉のせいなんですよ。

旦那さんに言わない、という『約束』を守り通してしまって。

でもそんなおのれ大事の『正しい侍魂』より、商人(あきんど)にとって大切なのは店の暖簾を守ることなんだと、騒動の末にやっと教えられる松吉なのです。

……遅いよ!

誰から聞いたと言わない機転ぐらいきかせば『伊豆産』の話は伝えられたのに。それに、侍が実(じつ)を大切にするというのなら、丹後産を伊豆産と嘘ついてる料亭を正さずに放っておいていいわけないじゃないですか!

といいつつも、亡き父の教えとして『約束』を大切に思う気持ちには泣かされます(><)


1度広まった噂はなかなか消えず、事件後1年たっても左前の井川屋。

手代と丁稚一人が夜逃げする騒ぎで、さて松吉が巻き返しを図るのはこれからですよね。


貧乏神払いの儀式にかこつけ、出ていけー出ていけーと迫られる松吉の胸中を思うとまた辛いのでした(><)

(しかしあのめんどくさい儀式、年一かと思いきや毎月恒例行事だとはびっくりですw)