お仕事ドラマ。
主人公段田凛(竹内結子)が普段から行進する様に歩いたり、不満がつのると唸ったり。およそアリエナイ描写が戯画的ながらも、労働基準法の遵守をガンガンと主張していく様子は応援したくなります。
堅苦しいスーツや作業着に「マルサの女」を思い出しながらも、タイトル=名前で覚え易いところは「半沢直樹」の系譜でもあるかもー。
冒頭はいきなり、主が不在の段田凛の部屋。過去形で語らう同僚の面々。
まさか死んでないとして、左遷になったか刺されて入院かw 多分最終回直前あたりにこの時点にまた戻り、その左遷だかなにかの撤回が成功して終わるんじゃないの?
初回にはまるでやる気のない、上司:北村一輝に同僚:松坂桃李。この辺も、段々と感化されていくんじゃないの?
と、全体の枠組みはベタなのですが、労働基準局がそもそも馴染みがないのでお話はベタでオッケーです。
毎回変わるだろう問題ブラック企業の、サービス残業も横暴な上司も、それでも辞められない社員の家庭の事情も身近でよく聞く話で親近感。
で、ダンダリンが登場!
といっても『指導』をするだけ。突然労働条件が改善されるわけじゃなし。かえって追いつめられることもある様で……大事なのは労働者本人が本当はどうしたいのか、なのでしょう。そこに法律がどう関わってくるのか、興味が湧いてきました。
羊の群れが空気を読み、黙ってサービス残業している中で
「残業代下さい!」
と声を上げる勇気が、さて君にあるのか?
楽しみながらお勉強になりますねー。脱税でも恐喝傷害でもなくても、残業代未払いで社長を逮捕、できるんだー。ふむふむ。
しかし一番印象的だったのは、可愛いトリンドルちゃん。
困った時にはとりあえず泣くw 女の涙を仕事に使いまくってはばからず、周囲も呆れながら便利に使ってる=有能ってことね? 今までのどのドラマ出演より、はまり役じゃない?(てか、いっそこんなスイートな娘ッ子に、唸ったり地団駄踏んだりのダンダリンを演じて欲しかったかも。若すぎるかw)