壇蜜に目が釘付けになる日が来るとは……!!
愛人役、壇蜜。
豪邸のプールで寝そべり、着飾って男の腕にぶらさがるまさにアクセサリー状態で1話から登場していて、台詞要らずのはまり役だなあと笑っていたのですが。だんだんと出番が増えて、男に邪険にされ半沢に付けねらわれと台詞も増え。
あまり感情が表に出ないところも『何を考えているのか分からない』演出と思えば妖しくてよい感じ。
そこから一気に、物語上でも大切なところに壇蜜浮上です。
一等地にネイルショップをオープンする資金をパトロン東田(宇梶剛士)に出してもらおうと犯罪の片棒かつぐ壇蜜に、それまでの情報よこせ通帳みせろでなく、銀行員と起業家して接触する半沢(堺雅人) 自己資金を頭金に審査を受けて『銀行に融資をしてもらえ』と。
女の色気は評価されても、これまで人間としてきちんと相手をされてこなかっただろう愛人さんには、これは捨ててたプライドを刺激される大事件なのでは。女の私だって、壇蜜が裏切りのキーポイントにはなってもせいぜい書類をどっちに渡すのかって程度で、社長さんになれるとは夢にも思いませんでしたから!
ラストでは、彼女が国税に行ってしまって次回に続きましたが、これはそう思わせて結局は半沢の味方につく前振りじゃないのかな、さて??
で、半沢がそんなことを思いついたのは、はっちゃけ奥さん花ちゃんの日々の暴言からなのですが……。
なにげに、支店長夫人との雑談から
『支店長地元育ち→東田と出身中学同じ』
のラインを見つけ出したり、今回の『女も仕事する』と目から鱗だったり、旦那の銀行探偵業に役立ってます(しかし、支店長あての嫌がらせメールに愛妻の名を騙るのは酷くないかいな)
前回の、抜き打ち検査で不正発覚でも、正直に身体の前で携帯開いたまま持って会いに行ってるのに、ワル上司は録音を警戒もせずにべらべら喋るしw 今回の脅しメールだって、半沢は別携帯を用意した様子もなく自分のスマホから(妻名義でw)送信していて、上司達どんだけ情報弱者なんだって感じ。まだお年寄りって年齢じゃないのにーw
「倍返し!」
「10倍返しだ!」
萌える〜! どんどんインフレする様子はもうジャンプ戦闘物かという勢いの半沢直樹。実は2話目で東田がつかまらなかった時にはどこまでひっぱるのかと呆れたものですが、瀕死の老人を見舞い、マスコミには自分が不利なネタリークとあの手この手、まさに捨て身な半沢の攻撃は面白さもインフレで目が離せませーん。
しかし浅野支店長(石丸幹二)……。中学時代の同級生と言っても、仲良かったの?転勤族で標準語の転校生で、あの可愛い風貌、イジメられてたんじゃないのかなw