異星人vsアメリカ人。
異星人を叩きつぶそうと武力に訴えた地球軍もといアメリカ人を、逆にやっつけて送り返して終わりって、そんなの倍の戦力で戻ってくるに決まってるじゃないかと大呆れ。
3Dの画面は本当にキレイで、豊かな森は美しくて、自分の身体に戻る主人公が狭い研究室に嫌気がさすだろうのと同様にこちらも、アバターから抜ける度にがっかり。いっそただ森で暮らす1日がみたいかもねえ。
でもそれも、決定的な戦いを回避する道がどこかにあるだろうと思うからワクワクみていたのであって、まーさーかー単に人数だけ増やして真っ向勝負だとは。しかも、伝説史上でも5人しかいない存在に主人公がちゃっかりなってGO!って、どんだけ俺様なのかと呆れかえります。主人公の仲間の研究者やパイロットは巻き込まれた挙げ句の犬死に。地球軍だって、悪役の大尉はともかく命令に従っているだけの兵卒を殺して快哉を叫ばれても。結局そういう無神経なところが、アメリカ映画なのよね。
何しろ、異星人だってジェスチャーはアメリカ人。
元は役者さんでモーションキャプチャーなんだからある程度は仕方ない(シガニー似のアバターとかラブリーでしたわ)、ヒューマノイド型で腕2本足2本の設計がそっくりなのも目をつぶりましょう。でも、愛情表現にキスをするのも同じなの??せめて異文化同士の戸惑いぐらいは見せてほしかったわ。(騎乗獣や樹とさえ交わしていた感覚毛の接続は?)
逆に控えめで上品だなと思ったことは、3Dの見せ方。遊園地の3D映像にありがちな、何かこぼれたり妙に長いものが飛び出してきたりする不自然な演出が一切無し!!そんな見せ物演出は要りませんよといわんばかりで、好感が持てました。だからこそ、もうちょっとマシなストーリーにして欲しかったです。