血管に沿って移動していく痛み……!!怖いわー。


子ども嫌いの大門未知子が、だからこそ病気だけをみつめて真実に到達する。枠組みはありがちながら、タイルの破片が血管に入り込むという事象が珍しくて楽しく見られました。


あそこが痛い、ここが痛いと訴える子ども。

まったく姿をみせない親。

そりゃ、淋しさ故の詐病だねーと言いたくもなりますよね。それでも入院しつづけるだけの財力もある両親でね。……なおかつ、病弱な美少女じゃなく、スーパー銭湯でいい年して走り回って転ぶような女の子に昭和系の二宮星ちゃんって素晴らしいキャスティングw


そして、子どもが痛いという場所を自分のナイスバディに印つけてみたり、風呂上がりのロンTにグリグリと●を書き込んで考えてみたり。

こちらもキャスティングを活かした演出で見せ方がナイスすぎる!


そしてまたタイミングよく、風呂場で転んでタイルでケガをするマネージャーのおかげで、移動する痛みの正体が視聴者にも分かり易いことに。←これは無しで、大門が自分で考えついても良かったと思うんだけどね。


血管を移動する破片を追うオペ、ブラックジャックでもそんなのありました。
それに昔は縫い物の時間にも「針を踏むと、折れた先が心臓に回って死ぬ」と、厳しく針を数えさせられたものです(><)X線照射しながらのオペなんか出来なかった時代には、それで結構死んだり障害が残ったりしてたのでは。
とれた破片の形状や大きさは、なにか比較してもっと見せて欲しかったけどな。それこそ小児外科学会で発表ものだったのに、小児外科チームは見逃していて残念でしたね。

そして今回はもうひとつ、マネージャーさんの活躍どころがあって、ベビーシッターw 
破片が心臓に届く前に!と緊急オペをするにあたって、子持ち麻酔医を呼ぶには誰かお子さんをみてなきゃならないじゃないですか。と、おじいちゃん出動w ここもいい配置で、かつ、その代金をちゃんと請求するところで笑いもとれてるし。
 

前回の因幡の白ウサギが、元夫小児科医をお遊戯会で呼ぶにも、じいちゃんと遊ぶのにも使われてましたよね。連ドラとして毎回みている甲斐のある作りで嬉しいです。