「うららが立ったー」w ギャグですか!
他人様の車いすまで投げつけて暴れるキチガイがいるよと思ったら、主人公黒永勇人です(窪田正孝、細い! 顔が幼い ><)
仲間が就職だの将来を考えだしたのが気に入らない勇人。そんなのヤンキーじゃないそうです。 牧場で喧嘩して馬の横でそいつらをぼこぼこに……って、繊細な馬が可哀想だからやめてあげてw
で、てっぺん取りに渋谷に行った先輩を思い出して自分も渋谷に行くことに。気合いを入れて金髪にするぜー!!
先に「ガチバンアルティメット」を観てしまいましたが、本来このMAXがガチバンシリーズでの黒永勇人登場第一作だそうです。
「アルティメット」で書き忘れましたが、勇人を演じる窪田君はドスの利いた声を出しますよー。「こら」じゃなく「ごらぁ」w 目が合ったらまず殴り倒す狂犬くんです。日常なら絶対近寄りたくないけど、変にヤンキーに一途で、作中人物としては応援してしまいます。
慣れない渋谷で何人も殴り倒しつつ「よっちゃん先輩」を探すのですが。やっと出会った先輩はまるで別人。チャラいチーマーに成り果てていて、ホストクラブの勢力争いに必死。慕ってくる勇人を使って、ティッシュ配りや美人局まで手伝わされる始末です。
なのになんでよっちゃん先輩を見限らずに一緒にいるんでしょう。(そういえばアルティメットで冒頭に裏切ってたのもこの先輩だと思うんですけどw)
「俺の家、来い」ってそこ、ネットカフェの個室。
売春させてる彼女を、いずれ立派なキャバ嬢にしてウィークリーマンションに住むのが先輩の夢orz
ついでにその彼女も夢は看護婦だけど、なるにはバイト募集に応募したらいいと思ってるという、もう本格バカップルorz
気はいい奴らって描写はちゃんとあるんですけどねー。。
幻滅しても裏切られても、先輩がピンチと聞けばやっぱり助けに行っちゃう勇人。それが男ってものなのでしょうか。よっちゃん先輩(鈴之助)の出てる前シリーズ作をみるべきかしら…多分そこでもセコイ奴なんだと思われますが…。
「ヤンキーとして死す別死」
そんな世露死苦系な刺繍の学ランを大事に思う気持ちがある限り、よっちゃん先輩は不滅なんでしょうか。
そんなわけで窪田ファンなら(&血飛沫大丈夫なら)、1時間半と短い中で起承転結きっちりまとめてあって見やすく盛り上がれる作品でした。ヤンキー映画とあなどるなかれ。小道具のステッカーの扱い1つにも、無口な勇人の気持ちの動きをきちんと見せてくれてます。
暴力はあってもエロは無し。
先輩の彼女にセックス誘われても「もっと大切にしろよ!」とつっぱねる硬派です。その辺、女性ファン向けに作ってあるのでしょうか…。
女の子慣れしてなくて潔癖で、どう考えても童貞w いいつけられた美人局も「俺の女に何を…」ってな定番の脅し文句に不慣れでw 実際に客を脅す前に、ぼそぼそ練習をしていて可愛いんですよw
可愛いといえば、携帯の着信履歴には「お母さん」がぎっしり……。だって高校も卒業しないまま、学生服の身1つで家出ですから、絶対心配されてますよね。先輩の連絡先を探す時に映った家が、古めでもきちんと片付いていて、2段ベッドだったから兄弟もいて。公園で食事しても散らかさないところなど、ちゃんと育てられてる感じなんです(タバコはポイ捨てですけど)
なんでヤンキーになっちゃったんだろう?
舞う様に生き生きと暴力ふるう黒長勇人、よっちゃん先輩と彼女と三人で次は歌舞伎町制覇に向かうそうです。
いやいや、絶対その先輩とは縁を切った方がいいと思うw