理詰めで冷静な学園ドラマ、斬新。
そして眼鏡萌えです。ちょっとこれ、素敵過ぎるー!!
正直、「中2と小4が性行為!」なんてセンセーショナルなあらすじには、期待するものは何もありませんでした。愛があればとか言っちゃう??
ところが実際は淡々と進み、落ち着きを取り戻した親は”きちんとした大人として”接し、場を預かる主人公@鈴木先生(長谷川博己)は事の是非を断罪はしません。むしろ、デリケートなプライバシーとして扱うべきでもある、と。
そう、秘密に出来なかったことが罪。これには納得してしまいました……。
性にオープンな家族なら親子で初体験を語る事もあるのかもしれませんけど。少なくとも私は、実家でそんな話題は知らんぷりです。3児の母になってすらw
”適時を計るのは精神年齢”
とは劇中の鈴木先生の意見ですが、個人的にはそれは独り立ち、独り暮らしが出来てからってことだと思ってますよー。さて、どうする我が子たち(とか言って、とっくに小4中1で経験済みとか聞かされたら寝込む ^^;;;;;;)
そうそう、ちゃんと避妊してた!
その避妊具所持で発覚するんですけどね。「14才の母」にしろ、産みます!とか言わせる前に避妊を話題にすべきと思っていたので、逆にそこは話題にならないほど”避妊してて当然”な空気で笑いました。時代が変わったのねー。
でも一方で、30前にも処女な娘さんはいて、そんな彼女(臼田あさ美)とデートという主人公のプライベートも平行して描かれていて、ホッとします。人生、仕事だけじゃないしプライベートだけじゃない。また、何かと性欲ムンムンのぐっさん先生の言動も、現実ですよね。
えーっと、バタフライナイフの事件もありました。
家庭科教師(富田靖子)の指導が友情至上主義、多数決主義で大失敗。痛々しくて笑え、且つ主人公の立ち位置を明確にする上手い対比でした。流されないヒロインの素敵さも描かれてナイス。
いちいち、鈴木先生の思考が浮かんでは消える画面とモノローグも、分かり易く興味深く効果的です。
そして何より、鈴木先生がドストライク!!
この後よほどぐっちゃぐちゃにならない限り、あの声あの目あのループタイwだけでご飯3杯かっ込みながら見続けて行かれると思います。
さて、生徒に手を出す日は来るのか?その前に彼女と??