ひゅー、カッコイー!!
 

事前の原作チラ見で、もっとグロくてエロいのかと覚悟してたのですが。逆に抑えすぎで物足りないぐらい。冒頭の電車にはねられて死んだはずのくだり、インパクトの瞬間無しにアパート場面に切り替わられては、まるで撮影風景を見ている様じゃないですか。
『はーい、電車に当たる寸前ポーズ取ってくださーい』的な(笑)
裸体転送も、ニノもとい計ちゃんと一緒に固唾を呑んだのですが、たいして見えないやー。
 

実はエキストラに登録していたので、募集要項で撮影中の様子がちょこっと聞こえて来てました。汚れます、寒いです、捨ててもいいスーツで来られる方、的な。なるほどこんな風に、びしゃーぐちゃーだったんですね(笑) 

と、呑気な観客と違って登場人物はアリエナイ事態に巻き込まれて行きます。ナントカ星人と闘って勝て!
いやいや、もう死んじゃってるんだから。さっさと殺されてしまえば結果成仏出来るはずなのですが、アイデンティティがヒーローな主人公は『闘う』ことを選びます。人にはそれぞれ役割があって……。
就職よりも異星人退治だ!

これって、男性はやはり共感するんでしょうか。勝てそうな気がするんでしょうか。ツレもそうかもなあ。過去の成功体験で本質的に自分に自信があるタイプ。私ならサクッと殺されて終わりな方に自信がありますが。
でも、銃は撃つね。

星人と接近戦してる以外のメンバーが、銃持ってるのに使わないからイライラ。更に、近距離で狙いを定めて、でも引き金引けない場面も多すぎてイライラ。もう「撃てー!」と声に出そうになりました(笑)
といっても、競技射撃していた頃の私はたった60発を2時間半の持ち時間丸々かけて撃つというゆっくり射手で、確実を期す程に引き金引けない気持ちは分かるのですが……襲われてるなら撃とうよー!!あんな大きな的、手が震えている描写もなく撃たないなんて。アメリカでも封切り済みだそうで、彼らにはますます謎だろうなー銃を持ってるのに撃たないアクション映画。それとも
『日本人は銃に慣れてないから』
と納得かな(笑)

他にも、外人さんに計と加藤……ニノと松ケンの見分けはつくのだろうか?と余計な心配をしたりして(体格の大小はかなり違えど、同じ系統の顔ですよね)
ただ、ふたりのキャラの違いがだんだんと浮き彫りになっていく配置には膝を叩きました。俺様チビと弱気な大男。あなたはもっと出来るはずなのに、加藤!なんて。 
 

お話は4月公開の2を観ないと何も言えないので、とにかくGANTZスーツのナイスバディをひたすら鑑賞してきました。いいなあ。あれが着こなせる身体になってみたいものです。
(着こなせる人しか残らなかった、と書いてる方もあって笑いました。そういう基準もあり得る~) 

追記:続編「GANTZ perfect answer」のレビューはこちら)