熊川哲也氏率いるKカンパニー公演、「コッペリア」を神戸でみて来ました。至福!!

「ドンキホーテ」の録画を何度観たことか。ゴージャスにしてお茶目な笑顔、あのジャンプ、それがついに生で目の前に(><)
しかも「コッペリア」は前からぜひ見てみたい演目だったこともあってS席張り込みましたから!!それでも20列め、時々オペラグラス覗いちゃう距離ではありましたが、全体を見渡せるということでもあって、大満足でありました。

居並ぶ若い男の子達が、ジャンプは負けずに飛ぶ飛ぶ。ジプシーの遅沢さんが上背もあって目をひきました。でもクマテツ氏の速さと華、やっぱりダントツの主役でしたわ(氏の見せ場が決まる度に、ウォーっと地鳴りの様に野太い歓声が 笑)投げキッスをぜひ1つ会場にもください♪

スワニルダは東野泰子さんでした。拗ねたり焼き餅妬いたり、可愛かった(^^)

人形振り、楽しみにしていたんです(源イメージは「ガラスの仮面」かも 笑)忍び込むとき、そんなに大勢で!!と驚きましたけど、並んで中国人の踊りになったりとお友達とはしゃぐ様子も賑やかで良かったですよねー。  

とにかく最初から飽きる暇のない舞台でした。……バレエ素人なので変化なく踊られると時に飽きちゃうんですスミマセン

スワニルダに会うなり、さりげなく(?)腕の長さウエスト果ては寝かせて身長を!!と、全身計りまくるコッペリウス爺さん。のっけからお笑いで会場暖まりましたが、そこが後に、スワニルダと人形の入れ替わりを自然にする(だって彼女がモデルなんだから!)伏線にもなっているんですよねー。

そして、2幕の終わり、爺さんの魔の手?から逃げたフランツとスワニルダが、3幕で玄関から転がり出て来ます。普通に納得して観ていたのですが、パンフの解説によると通常の3幕はただ結婚式をするだけの場合が多いとか。ええ??

私の乏しい知識でも伝え聞くに、熊川氏の演出はどの作品でもそういう「筋が通っている」ことを大切にした変更が多いのだとか。若き日には黙って踊りながらも、あれこれ心の中でツッコミを入れてらしたんでしょうか。お友達になれそうです。(恐れおおい ^^;;;)

他にも3幕の踊りで1幕に移したものがあるとか、ずいぶん分かり易くなっている模様。それでも、「祈り」の踊りなど謎でした。今さらにして調べると、新設された鐘にちなんで「仕事」の踊り「時」の踊りとあれこれ並べるものなそうですが、結婚式で新郎新婦が誓ってすぐ出てこられたら「誰?新郎母??」とか思ってしまいましたよ(^^;;; )  

麦の穂も、まあ鳴って欲しいんだろねーと思いながら観てましたけど「麦の穂をふって音が鳴ると恋人の変わらぬ心を証明する」のだそうですね。スワニルダがフランツに振ると聞こえないのに、フランツが自分で振ると音がする。じゃあそれって自分じゃなく、彼女の変わらぬ心の証じゃないのかと。なのに嬉しげに報告に走ってるし(笑)

今回は相手が人形で一件落着でも、浮気なフランツに苦労しそう……と余計な心配をしつつ。またぞろコッペリウス爺さんが変な発明したりして、村の生活は楽しいことでしょう♪

次はぜひ「ピーターラビットと仲間たち」を観たいです!!
トップソリストがカエルだのうさぎだのかぶり物で(笑)

☆スケートの高橋大輔くんから花が来てました!
☆「白鳥の湖」と合同のパンフが3000円、つい買っちゃったけどお高い……どう元を取りましょう。