ええー、龍馬と三菱の創始者弥太郎さんってそんな因縁が??不覚にも知りませんでしたわ。(幼馴染みが史実かはさておき、同郷なことも。)
そんな幼馴染み弥太郎(香川照之)が、成功者になって尚、口角泡とばして龍馬を罵るその様子から、逆に龍馬の大きさを浮き彫りにするという……映画「アマデウス」のサリエリを彷彿とさせる冒頭にぐいぐい引き込まれました。
そしてオープニング!大河といえば=空撮、美しい日本の風景を堪能できるという思いこみをぶちこわすCGの龍と海にビックリ。福山雅治のプロモーションビデオみたいではありますが……うん、かっこいいかも。これがどう評価されるかはやはり、今後の物語の面白さにかかっているのでしょう。
「何を考えてる?」
と聞かれて、目尻と目頭と目くその関係で悩んでいると本気で言い出す呑気な男、龍馬。でも同時に、身分制度がなくならないかとも悩みに悩んでいたりする。そして、亡き母に教えられたとおりに命をまず大事に(武士なのに!)したりする。百姓に頭を下げるのも平気。後に人心を掴んで歴史を動かす男が、どれだけ魅力的で変わり者なのかをじわじわと描いてきて、とりあえず納得です。(百姓が味方になる下りは、もっと書き込んで欲しかったです。雨の中俵運んだらオッケーなの?>< 例えばあの母娘が説得する様な場面がカットになったのかしら。)
上士と下士の厳しい身分差、更に同じ下士でも貧しい弥太郎の家。老いて尚続く弥太郎の恨みがその辺から来るのかと思いきや、美しい加尾(広末)を挟んでライバル視されていた様子に大笑いでした~(しかも加尾の片思いで、龍馬のあずかり知らないところなのに)
子供俳優時代があまりに短く、すぐにアラフォー俳優が10代20代を演じるのはちょっともったいなかったと思うのですが……弥太郎@香川照之があまりに魅力的なので仕方ありませんかねえ。とりあえず、福山龍馬は悪くないとして(美声と生演奏の披露も嬉しかった)
弥太郎がどう貧困から抜け出して成功して行くのかの方に興味津々、見続けます。

こちらからも送ろうとしたのですが、本家とミラーともに弾かれてしまうようです。
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