今回もずるいぐらいに泣かせる話。

 

惚れた女はうわごとに他の男を呼び、大きな仕事は龍馬にとられる橘家のお兄ちゃん。腐りもしましょう。でも、出来ないことは出来ないと認める事も、その上で出来ることなら身を投げ出してでもしてしまうこともある意味でお兄ちゃんの才能なわけで。

駄目な自分を嘆く兄ちゃんに仁先生が、でも自分は命を助けられ居場所をもらったと遅すぎる感謝の言葉をかけるところではもう泣いてしまいましたわ。

 

そんなお兄ちゃんや龍馬や洪庵先生達が、つい助けたくなってしまう仁先生。先生ががもつ器は小さいかもしれないけれど「美しい」器なのかも、とヤマサのご当主さま。良いこといいます。

 

実際、お兄ちゃんが駆けだした時にはこのご当主に直談判に行くのかと思ったら、役者のところなんだものびっくりしましたよ。でも役者も結局、ペニシリンのためになら(馴染みの女郎の治療費には出さなかったくせに)ポンと払ってくれました。身体で払うって(^^;;;;)人前で侍に頭を下げさせる事だったのねー!!

「返さなくていい」

と大見得を切るところもさすが人気稼業の千両役者!イヨ、日本一!!(吉沢悠、きれいでした♪)

ところで中条流というと、水銀のませたりほおずきの茎をつっこんだり(痛)して堕胎するんですよね?くわばらくわばら
性病といい堕胎といい、ペニシリンが日常的に必要ならしい吉原ですが、そっちはもっと予防の啓蒙に力を入れて。大事な新薬を江戸全体の健康に役立てている話がみたいです。
 

実は今日お医者さんの奥さまとお茶しまして~、今ニューヨークで働く脳外科医の旦那様は毎週「JIN」を楽しく観ているんだそうですよ。あれこれ無茶してる江戸の手術も「ギリギリいける」んだとか(笑)自分なら……と思ってこのドラマを見ることが出来るって全然違う視点でわくわくしました。

私だったら……サキみたいに、吉原で働くから金を貸してくださいと頼んでも床掃除ぐらいが関の山かなー。幕末でなら私の英語でも通詞になれるかなー(むしろ筆で達筆の日本語が読めなさそう)

 

これでペニシリンの濃度も上がり(妊娠検査薬でお馴染みの原理ですね)、未来の医学は万歳かと思ったら暗い予告になってましたよ?何事??

おまけに例の胎児腫瘍や、忘れ駆けていた初回の謎の男をもう一度だったし。最終回は近くなって来ましたねー。

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