番宣でおなかイッパイ。

小姑系の神戸さん。決まり事に杓子定規というか。それが煩わしいとつれない右京さん。亀ちゃんはやはり現場の人で、けっこう臨機応変だったのに加え、御しやすくて丸めこまれていましたからねー。
と、どうしても比べたりしながら、新しいシーズンの始まりです。

通りすがりに目にしただけの、白バイ。
所属がおかしい、とこだわる右京さん。呆れつつ従う神戸。結果は死体と、テロ計画が結びつく?? お馴染み「赤いカナリア」がついにベールを脱ぎました、地味に(赤なのに、三谷幸喜の洗面器とは違うんだ! 笑)

父への愛憎に娘が狂うところは、シーズン2の初回(毒殺)を思い出しますが……右京さんの妄想と自白だけで終わりって推理ものとしては食い足りなかったです。
映画館のぼそぼそ、まわりに迷惑なだけで要らなかったよね??(笑)

正直、事件より右京さんの私生活をつつき回す神戸の無神経が楽しい回でした。花の里に連れて行けですって??本当にスパイ??
そして官房長官や、「暇か?」の係長、鑑識さん、もちろん捜査一課の面々と、いつものメンバーも神戸をお試しで見守る様子が楽しくもあり、話の流れには余計でもあり。
2人揃ってアンニュイなオープニング(!!)
このシーズン8から見始める人には、ただの似たもの同士な2人なんじゃないでしょうか。まあそれもドラマとしては珍しいのかなぁ。

余計と言えば、「ついに2人で朝を迎え」と、要らないことを口にしちゃう神戸さん(笑)でも、そこで声を荒げる右京さんは意外でしたわー。ホモじゃないです!と慌てる神戸さんを、もっと軽くいなすかと思いましたから。
我関せず、紅茶飲んでたらいいじゃないですか。そしてラムネ監察官と旧交を温める神戸くんに視聴者があらぬ事を考えたって、リベラル「相棒」は構わなかったはずなのにー。

と、やっぱりいろいろ。「今年の相棒」の路線を気にしつつ、また半年の水曜の楽しみが始まりました。右京さんのロンドン行き、そこから亀ちゃんに会いに行ってたりしないのかしら。