進藤先生がエイズ??
1話を見逃し今回から視聴で、そうか、今シリーズはそれで引っ張るのかーと納得してたら陰性でした。ハラハラしたわ。

常に超人、スーパードクターだった進藤先生(江口洋介)
でも誰もがそんな超人にはなれない、というのは前シリーズ見ながら思っていたことでした。今回はそこを社会問題として描く模様。

治療中の励ましを”嘘”と思われたら訴訟。
限界以上に受け入れて、死なせたら訴訟。
現にたらい回し後の患者を死なせた楓先生(松嶋菜々子)が訴訟の被告に……。うちの親戚の医者も訴訟抱えてるという話で、全く他人事ではありません。

なんでも医者ががんばって我慢したら済むんじゃダメだ、という提言はごもっとも。日本の制度そのものを変えていかなければというサンタマリア医局長にはとても同意です。
患者の立場で考えても、眼科や耳鼻科の、しかも疲れ切った医者になんて重態で診てもらいたくないよー!!医者同士で治療中に喧嘩されるのも嫌だよー!!
もちろん、現状のたらい回しはもっと嫌(><)

そこで前述のエイズ感染か?事故で
「俺だって普通の医者だ」
お前と同じに、とスーパードクターを人間の域に引きずり下ろしたはずだったのですが。
かえってそのことで、アンチ進藤だった医者が、”進藤派”に鞍替えに!

”とにかく頑張る”進藤と、制度を変えたい医局長との溝が深まった感じで2話の終わりでした……。ふむふむ。
どっちも患者を助けたい想いは同じ筈なんですけどねー。
変わるのは進藤?それとも医局長??互いに歩み寄れますか??

「誰よりも自分に厳しく、患者に優しい先生」
と進藤を褒め称える楓先生。
そうだけど。
3シリーズ目から見始めた身にはこの、宗教の様な進藤崇拝が今ひとつ息苦しいのかも。ちょっとサンタマリア医局長を応援してしまいます。進藤先生も、ちょっと風邪ぐらいひいた方が良いよ、うん。

あとは婦長さんと、脳内思考をそのまま口からダダ漏らす若いナース(顔と首の色が違う?ナチュラル厚化粧!!)が印象的でした。