スカッとしないわぁ……被害者が貧乏くじを引いて終わり?

もちろん殺人は犯罪な訳ですが、そう↑思ってしまうのは見せ方のバランスの問題だと思います。
示唆される激烈な虐待(それこそ別人格が生まれても納得な程の)に比べたら、ただ殺される位は軽すぎて。

しかし、ゴキブリと汚物にまみれた暗闇に彼女を閉じこめたのなら、陵辱する方もそこに行かないといけないじゃないですか。ここも、何かバランスの悪いところ。
どうやって外に出られたのかも、幸運な偶然でもいいですけどやっぱり気になるし。
すると異臭のしない服もさらさらの美しい髪も、金や拳銃の出所以上に気になる〜。

閉じこめていた男を殺して逃げた、んじゃないんですもんね。そしてせっかく自由になったのに、わざわざまた自分からそいつと接触して殺している。再度捕まるんじゃないかという恐怖ってないのかと、ああ、別人格か。うーん。
しかもそれが、東京に出て先生を殺してから鳥取に逆戻り。この優先順位は画面の見栄え順?

色分けドアで判明したのは”人格”同士の情報のやりとりだけですよね。いっそ、監禁と虐待の事実自体がねつ造だったとまで暴いてくれるなら良かったのにね。

15年間、暗闇でTVだけを見て生きてきたというヒロイン。
多重人格偽装という知恵は何時台のドラマで仕入れたんでしょうか。
(このドラマも、これで深夜番組だったなら。ついでにもっと地味な配役で撮られていたら文句少ない様な気もします。これだけ揃えてこれ?と無駄遣い感がぬぐえません)