”死のうとしたことがある人の会”
なんて直球なネーミング、素晴らしい(爆)
イヤほんとに。”生きよう会”じゃなく、”〜した”と過去形でいうことに意味がある気がします。

登場人物達は、死のうとした経緯を語……ろうとして口を開いても声にならなかったり、酒浸りの過去を告白したり、自分も!……と思うのにやはり言葉にならなかったり。
どこをとっても辛くて暗い内容の筈なのに、当人比としてはもう底を打っているからなのか、回復期の明るさがほの見えます。

田崎さん(加瀬亮)なんて、確実に幸せだよね。
「デートじゃない」
と全力否定はされていても、2人の先に恋愛がないのは、自分が労働者だからじゃなくて、可奈が恋愛が怖いからと分かってきたのだし。
父親(風間杜夫)に誤解で冷やかされるのも、まんざらじゃないのかも。2話では辛い声が止められなかったのに、3話では嬉しい声が止められないもの(笑)

陣内さんは依存症だったのに酒呑んじゃって大変でしたけど。
そんな自分を介抱する人が出来るなんて。部屋に自分以外の人が来るなんて、と感激ひとしお。

あとは可奈が、打ち明けられたら少し楽になるのかもしれませんが……踏ん切りつかず。
”好きなのかなあ”ってそれ、生殺しです!!
少しだけ見えた映像は異国の街。
どこぞでエイズ支援してる人と関係があるのでしょうか。『取り返しのつかないこと』が、犬に噛まれたと思って系の過去じゃないといいんですけど(><)

普段なら敬遠する系のお話なのですが、何故か楽しく……というと語弊があるのかな。興味深く見守る感じで見ています。初回は最後5分までがとてつもなく長かったのですが、2話3話と、段々短く感じるようになってきました。

1話