えーっこれ駄目でしょう!!

いやドラマは面白かったです。”憶測だけど多分真実”な出来事もいいんじゃないでしょうか。でもさ、それを伝える相手は20年も会ってない妻じゃないよ!
人殺しになっちゃった子供だよ!!
でなかったら、子供にはおじさんの死を知らないままでいてほしかったよ!!(自殺を図って助けられ、相手が死んだのに黙ってる様な人非人が自分の子だったらワタシャ憤死する)

そういう意味では、飛び降りた子の泣き顔や、イジメ痕らしき汚れなんて要らなかったよね←どうせ、妄想の映像化であって真実の回想じゃないのだから。名探偵コナンで、推理中は犯人を全身タイツで表現するように……顔も理由も分からない形にしておいてほしかったです。

そんな憤りを脇に置けば、久しぶりにまともに楽しい月9でした。
法医学ゼミに新人5人。
主人公、友達、姫、不良、手下のバランスも良いし、それぞれに訳ありな様子の見せ方も良い感じ。
まあ新入生じゃないんで、不良くん(佐藤智仁)なんて今まで3年間目立ってただろうと思うんですけどー。
「法医学のおかげで、懲役を免れた」
こりゃ、坊ちゃん育ちの医大生ならドン引きですってー(笑)
姫(石原さとみ)は幼い頃に母の不審死。
実家も医者の友達は、親と不仲。
……手下くんだけ背景が弱いかな?でも不良とのコンビで美味しいですよ!「打撃天使ルリ」のピザ配達の子だよね?スキンケアして登場です。一昔前ならヤマシゲの役だねと思っていたら、その山崎樹範は解剖を依頼してくる刑事で登場。嬉しいなー。

主人公(瑛太)は、指導教官(時任三郎)曰く
「法医学に向いている」
じゃあ入学式か受験で何か、エピソードがあったんだろうぐらいに思っていたら、どーんと8才にさかのぼって、しかも死傷者の出る鉄道事故現場が運命の出会いでしたよ!(救命に集中しろー)
以来ずっとストーカーしていた訳じゃないとは思いますが。覚えていた名前と運命の再会をして、別のゼミから勝手に自分のところに引っ張ってきて。人生替えちゃった責任は何でとるんだろう(^^;;;)

さておき、法医学ドラマの金字塔「きらきらひかる」と違うのは、青春群像でもあるところと、学生だけに時間があって責任は何もないところでしょうか。本職の先生達はちゃんと、解剖結果だけで同じ結果にたどり着いていることもきちんと描いてくれて良かったです。
でもそれだけにやっぱり、現場まで1時間かけて出向いた学生達が出来るのは、30kgぐらいの小学生への赦しと、その分強く生きろよという励ましだったんじゃないかと。
(例えそれが本当に助けられた子じゃなくても、それは良いよ)