ごめんなさい、死のうと思ったことがなくて!!
……見ていてどうもそんな感じ。共感できるところはありません。でも引き込まれました(ツレは熟睡。それも分かる 笑)


駅のホームで。中年男(陣内孝則)の自殺を止めた若い男女。
でも感謝されるでもなく、誤解だ迷惑だとののしられての帰り道、別れ難く語り合い、その後もとりとめないメールを交わすようになる。
そんな導入部は、山田太一脚本の若くない語り口と、仲間由紀恵の”なぜか普通の女の子を演じるほど嘘くさい”という個性でますます居心地の悪い感じ(^^;;;)ただでさえあり得ないシチェーションが、もう異世界(><)

ただ、見ていくうちに彼女には、秘密がある様子。
突然別れた元カレにも家族にも内緒。……だったら、家にいてもただようぎこちなさも、身近でない人間とむしろ話したいことも、不思議じゃないのかな。

そのうち、警察を介して助けた男女と助けられた男がまた集い、実は死にたかったと詫びと礼を聞く機会がもうけられる訳ですが(その涙なくしては語れない理由がね。折から全国で火事の悲報が相次ぐ中だけに辛い辛い)

なぜ、自分が死のうとしてると分かったのか?
あなたたちも自殺を図ったことがあるのでは??

否定の言葉が出ない2人。そんなとんでもない幕切れで、次回への興味がいや増しです(><)

男性の方の印象が薄い……のは、私が加瀬亮を知らないから?
まあ逆に誰も彼も濃いよりもいいのかも。会社勤めを止めて(彼曰く首になって)左官を志した彼が、なぜ死にたかったのか。彼がメインの回があるでしょう。
そしてそんな彼らがどう生きていくのか。