楽しかったー!こうくるか!とワクワク。

草々&若狭を除いた弟子3人のある夜の出来事。
掛け合い漫才な3人の会話はもちろん楽しいし、扇骨が絡むところも塗り箸を思い出させて「ちりとてちん」らしく、またそれを草々兄さんの落語、という形で紹介される構成も良かったですねー。

”静かに”って言われてるのに騒がしい3兄弟。いくら酒が入ったとはいえ、礼儀作法にはうるさい噺家が揃って叫ぶわ相撲とるわってひどいだろーとは思いましたが(笑)
それ故、
「静かにするため」のどん引き身の上話。以降、
「だって賭けに勝ちたかったから」
「静かにさせたかった」
「気を遣わせたくないから」と
たたみかけられる虚々実々。
どれも実に四草絡みらしくて泣けました。

さらには、のっけから帰ろう帰ろうっていう兄弟子たちが、わざとらしいよなーと思っていたら、なるほどそんな仕掛けも!!
ってぐらい、とにかくかゆいところに手の届く脚本!!素晴らしいです。

赤ちゃんをあやす若狭ちゃん、自分が泣いちゃう若狭ちゃん、見たかったなー。
(是非、外伝パート2で……!!)