ヒロインが安藤奈津だから「あんどーなつ」(笑)
和菓子屋で働く奈津が頑張る!いい話だわー。ほっこり(^^)
思わず近所の和菓子屋を覗いて、「朝顔」だの銘の入ってる棚からお買い上げしちゃいました!普段は串団子がせいぜいなのにー(><)

先週をうっかり見逃し今週初めての視聴です。
でもすんなり世界に入っていける、素直なドラマでした。

父親の50年来の望みが、今は作らない”満月堂の「ほおずき」”をもう一度食べること。しかも明日をも知れぬ病状で入院中……と老婦人に聞かされては、ヒロインが思い詰めて何かすること必至でしょう〜。

とはいいつつ、ナツがこっそり作る「ほおずき」を見ながら不安でした。ただでさえ思い出の中で美化された味だろうに、新米作成の菓子で
”こんな味じゃなかった”
とがっかりさせてしまうんじゃなかろうかって。

なので、親方が発見、叩きつぶした時にはちょっとホッ……(^^;;;)
なっちゃんゴメン。


だけど親方も鬼じゃないワケで。事情を聞くと、ちゃーんと先代伝来、本物の「ほおずき」を仕上げてくれました。
”俺が作ったんじゃない。満月堂の暖簾が作らせてくれてるんだ”
という言葉に、毎日同じものを作り続ける職人の、伝統を守ってきた誇りがみなぎっていましたね!!凄い。

そして、道具の扱いや徒弟制度等々が物語の中で語られる他にも、台所の神さまにかぶり物脱いで挨拶とか。壁にずらっと並べられた木型とか。特に触れられないところでもさりげなく時代と伝統が感じられます。
といって、ナツも携帯で連絡とるお友達ぐらいちゃんといるし。
江戸と現代の橋渡し具合が心地よいです。

それにしても貫地谷しほりちゃん、職人修行がまたメチャ似合う!!
國村隼と尾美としのりも盤石、女将の風吹ジュンも素敵で配役は(平安じいさんが若すぎるだろーってぐらいで 笑)言うことありません。
このまま淡々と修行日記でも全然構わないんですけどー。お狸さまをキーワードに、そのうち何か、起こりますかね??

余談 妊婦にほおずきは良くない、とありましたが。時代小説読んでるとズバリ堕胎に使ってますよね。煎じて飲ませてたり茎突っ込んでたりと用法はいろいろでしたが。くわばらくわばら。