こんな番組があったとは!http://www.nhk.or.jp/amadeus/
あの筧さんを探偵局長に据え、なにかと音楽絡みの事件を解き明かしながらクラッシック音楽の謎にも迫っていくという、作曲家の生い立ちから専門家の解説、オーケストラ演奏もてんこ盛りな(っていうか、そっちがメイン)実にNHKらしい一時間でした。

日曜にwowow「パンドラ」の後、ふとチャンネルを変えたらBSで放映中。
4回目で、亡くなった旦那さんが残した楽譜の書き込みにある「君」とは誰なのか? が依頼人の探す謎でした。
楽譜はチャイコフスキー「悲愴」でしたけど、原題は別に悲しい意味はないんだとか。じゃあ何故そんなタイトルに。fffffやpppppp といった無茶な指示を連発する真意とか。和音の構成とか。

音楽には疎いので、本物の「悲壮」の代わりに別の曲を流されてもわからないだろうっちゅー(かろうじてバレエに使われる曲だけ知ってる)門外漢の私。映画「アマデウス」もそうでしたけど、こうやって解説つきで、どこが素晴らしくて、比較するとこうだ、と紹介される方がただ聞くよりもとっつきやすいです。分かった気がして嬉しい(笑)
普通のオーケストラ演奏だけでなく、いかに難しい指示かを表現するために失敗部分をみせてくれたのも面白かったですね。

狂言回しの演技部分は、そういう意味で添え物。
(西村雅彦が昔フジTVでマエストロしたこういう番組は、もっとドラマ部分が多かったですよね)
視聴者には演奏が聞こえてる部分も、探偵事務所の面々は多分聞かずに「素晴らしいわ〜」とか「感情が揺さぶられる」とか、台本通りに言ってるでしょって感じなのですが(笑) そこを筧さんの妙なパワーが補填。
実際、ザッピングの手を止めるきっかけは筧さんだったわけで。
こりゃまた、来週もみたいです。放送開始まえに、地上波でのだめの曲をテーマにお試し版が放映されたそうでそっちもメチャ興味あり。再放送しませんかね。