裁判員制度ボロクソ(笑)

日本を離れた今期、マイナーだしなーと視聴を諦めていた「相棒」でしたが、衛星TVジャパンでの「相棒5」放映効果か映画化のおかげか、アメリカの片田舎でもレンタル出来る様になりましたよ!
そしていきなり、地味な展開。サイコーだわ「相棒」!

裁判員制度、政府制作の啓蒙ビデオを(西村さんが主演だったから!)観てます。そこでは、仕方なしに参加するうちにやりがいを覚え、そんな父を息子が見直して家族の断絶まで修復されてしまうという、実に明るい見通しが描かれていましたよ。
なのに「相棒」にかかると、冤罪だわ、身内の犯行だわ、極めつけが
「だって、あれぐらいで死ぬと思わなかったんだもん!」
(だったらショックで呆然とぐらいしていて欲しいゾ)

さすがに適用初回からこうも最悪な展開にならずとも、何年も経つうちに似た様な事件が起こる可能性はゼロじゃない。自分がもし選ばれたらという漠然とした不安以上に、いろいろ考えなきゃいけませんね。

そんなわけで、巨悪も立てこもりも連続殺人鬼も出てこない2時間、例によって
「ヒマだから」
と裁判員の警護に任命される特命係の使われ方には笑うやら膝を打つやら。そうじゃなきゃ、非公開で行われる審議の様子なんて分からないもんね。
しかも、そこで非常識にも口を挟む右京さん(笑)
常識ある社会人として狼狽える亀ちゃん(笑)
亀山くんといえば、公判の傍聴抽選で当りをひくのもお茶の子です。こういうキャラの動かし方、期待に応えてくれて好きですよー。
そして伊丹に嫌がられ、鑑識さんとお友達。元記者の美和子ちゃんの旦那が刑事さん、と周囲に知れ渡っていることも上手く組み込まれていましたね。

ラスト、罪に問えない元凶を追わずには居られないのも「相棒」。
”まさか死ぬとは”と驚いたのはこの人も同じでしょうけれど。

で、予告編を観れば第3の男って陣川くん再登場?
6thから初めて見ようって人が可哀想(><)
(映画の予告編と、なぜかおまけにモンカフェのCMも入ってましたレンタルなのに。ファンサービスかな 笑)