今回良かったところ。
終わってから「たったひとつの恋」の予告が流れなかったところ(中学生が悩んでるのにアンタ達はーって、毎回脱力してました。)

 でもこっちも期待させてきた割に、何もない最後でしたね。
つまらなかったわけじゃない、場面場面はいいのだけれど疑問山積み。
辛くても中学に戻って勉強を始めるミキちゃんを見たかったですよ。家で育児だけだなんて、ある意味ぬるま湯。
 医者になるっつーてたのはどうした!
 せめて、助産婦なり保健婦なり目指して、何も知らずに妊娠してしまった自分の様なことがないように子供に性教育をぐらいのこと言って、勉強してくれないかな。

「2年後に結婚したい」
それは2年経ってから言えっての。他で恋をしたり、それこそもう1人2人別の赤ちゃんが産まれても(^^;;;)おかしくない時間でしょう、2年は。

 それに、一ノ瀬家も一応言ってたけどもう一度。
「働くのが偉いわけじゃないのよ?」
この家は、一応正論吐くけどその後が子供の意志優先だからなー。地域の公立中学なら通学を拒否する権利は無いんじゃないかい?保健室で搾乳してでも行けばいいのに。
 桐ちゃんだって、夜学でも通信制高校でもあるってば。

 担任の教師の言葉は、それこそ中盤からずっと『?』でした。
産まれた子が14才になったときに恥ずかしくない選択、という言葉と私学を辞めることとが全然繋がって聞こえてこない(ミキの言う学費がもったいないなら分かる) 学校の態度も一貫しない。
 付け足しの様に留年の彼女が訪ねてきたけれど、結局何があったかも担任がどう関わってどう挫折したのかも不明のまま。もっと困るのは、彼女が勝手に宣言しただけで、そのエピソードがミキの選択にはなにひとつ関わっていないじゃないですか。
 せめて最後でぐらいミキ自身に
「バカなことしたかも」と言わせてくれたら、その上で
「でも後悔してない」なら応援しようって気も湧くものを、完璧優等生なままでどっちらけでした。

 そしてこれも付け足しのように、近所の主婦が冷たい視線に参戦。遅いっちゅーの今更。
「赤ちゃんはどうやったら出来るのー?って聞かれて」
これは、一ノ瀬家の弟に是非聞いてもらいたかったですよ。そこも避けて通られちゃったよね。

 なので今回腑に落ちたのは、桐原ママ自殺未遂の治療費は、きっと一ノ瀬母が返しにいった出産祝いから払われたんだろうなーってところだけかも。

 赤ちゃんは可愛い。命は尊く愛おしい。
だから元赤ちゃんだった自分も大事。親は君を愛してるよ。
 見ていた子供にそこが伝わったなら、私はいいですけど。いろんなところが中途半端で惜しかったです。
ついでに、反町先生ゲスト出演も惜しかった…かも。