なんか古っ 関係の始まりに昭和の香りがする。
コーヒーが染みにっ!
うっかり重なる手と手!
・・・それとも、銀座だろうが平成だろうが男と女はいつでもこんなものなんでしょうか。

 狂言回しにちょろちょろする杉田かおるが『ご近所は見た!』状態。これも何か古い。

面白いけど。

 冒頭、地味主婦で登場した米倉涼子にはちょっと度肝を抜かれましたが即3年経って、『いつもの米倉』になっちゃいましたよ。
 可愛かったのになー新妻米倉。
ただ、いくら控えめを好む人でも、愛人と対決するときには気張ってお洒落するんじゃないのかなぁ。普段着カーディガンに違和感。しかも3年で磨きをかけたら、愛人メイクになっちゃって・・・ご近所でウワサになってそうだよね
(更に言うと、そんなに変わったのに旧知の知り合いも、3年ぶりに再会の愛人も、迷いなく彼女と分かってるのが不思議だー。私ならわからないぞー)

 そして。旦那(石黒賢)がちょっとおばかさん(笑)

 深夜に女の家にのこのこ上がりこみ、今更とまどうカマトトぶり(しかもポカポカ頭叩いてるよ!)
これが初不倫ならともかく、前科まであるんだから。その気満々で来たんじゃないなら、帰れよー!
『家が近いから』同じタクシーに乗ってきたわけですが。
『家が近いなら』染み抜きは家で妻がすればいいじゃない。

 まぁ、そういうおバカで普通なところが好きだ、と言われちゃしょうがないですが。
愛人が惚れるのはともかく、米倉が何故こんな男を捨てられずにつくすのか、夫婦の蜜月時代が見えてこないのでさっぱりわかりません。子供もいないなら別れたらいいのに。

 その旦那のいい加減さといい、元愛人が子供の父親が誰だかを
「産んだら分かるの」
と言い張るあたりといい、男に都合のいい妄想が匂ってると思うのですが・・・原作:有吉佐和子。こんな話だったかなぁ?
(ところで、つきあいが3年前なら子供は2才じゃないのかい)

 米倉に惚れている、書家:小泉孝太郎は清潔な坊やでいい感じです。
こっちを見たいので次回も見る、かも。