うっわー、ムカムカしたっ!
だってメガネの漫才母(市川実日子)が、ヤス子(小林聡美)に丸投げでなーんにもしてないんだもん!!

 消えちゃう前に、先輩と漫才の舞台をしたい。そりゃいいんだけど。
当の吉武先輩(明星真由美)は自分で電話して場所捜してるぞ?それを、
「お願いします」
だけで ヤス子に立派なホール借りさせてチラシまで作らせてっ!!!
せめてチラシぐらい自分で・・・・と思ったら、なるほど後で吉武手書きのものを見て
「こんな暖かいチラシは、私には作れません」
とヤス子が言わなくちゃいけないのかー。でもさー。

 それならせめて、ヤス子の私費100万円で借りた大ホールは、漫才に使わないまでもキャンセルせずに、1人でカラオケ唄うなり、パイロット君(山本太郎)連れていって舞台と客席で
「最後の日は2人で過ごしませんカー?」
とか大声でやりとりするなり、大金を払っただけのことをさせてあげて欲しかったんですよー!!

 ささいなひっかかりかもしれないけど。
大金を、わざわざ私費で、キャンセル不可、と描写したからには失って悔やむなり割り切るなりなんとか使うなりのフォローもいれてくれなくては!!

「休め」と言ってくれたのがあの上司(岸部一徳)だったり。
「サンキュー」の一言に泣いちゃうニート弟君(武田真治)だったり。
イイ場面がぱらぱらあるだけに、残念なり。