BGMがうるさい。こみいった話してるのに聞き取れないじゃない!

・・・と憤るほど引き込まれてる第一話でした。

 初回2時間の長さが面倒で後回しだったのですが、ナルホド。最後に一言
「お父様の子供をみごもっております」
と、初回に言わせるための2時間だったんですね(納得はしたけど。もう少しで見ずにリタイアするところでしたよっ)

 旧家の3姉妹、出戻り総領娘(高島礼子)・次女(瀬戸朝香)・パパッ子末娘(香椎由宇)に加えて、亡くなった婿養子パパが森本レオだったというキャスティングが絶妙。
 ああ、奥さんに何もいえなそう。
 娘達(特に長女)にも何も言えなそう。
かといって不倫相手の米倉涼子には、本当に好きだったと言わせてしまう相手。なかなか居るモンじゃありませんよね。

 盛大な葬式を取り仕切って、イキイキとしている長女:藤代。
婿養子を次期社長にしたい次女:千鶴とはソリが合わずに派手な口喧嘩しているくせに、泥棒猫:米倉に向かうときには
「それはそれ、これはこれ」
と、一致団結ですから(笑)
末娘じゃなくたって呆れます。

本家に呼ばれた米倉相手に、罵詈雑言。
「表裏がある人間は最低」って千鶴さん・・・・正直に暴言吐くのはいいんですか?(^^;;;)

叔母だとかいう浅田美代子を加えての舌戦もさることながら、それぞれの気性を映した着物の柄行や、古い日本家屋内の各部屋のインテリアの違い、そんなところも見応えありました。

異空間だった「大奥」でも「汚れた舌」でもない、身近な(?)険悪感とお家騒動にちょっとワクワクです。

一番気になるのは、先々代から信頼あついという手代(?)の宇市。
取引先と癒着、遺産相続がないのも不満。
演じる藤田まこと・・・もとい橋爪功が枯れてなくて、米倉涼子も家に上げろと言われてちょっと躊躇。何かされそうだもん(^^;;;) 
2話のあらすじを見ると、早速託された巻物をちょろまかしてますよ!

 最後は商売も傾いてしまうのでしょうか。
とりあえず、赤ちゃんは無事に産まれて欲しいです。