着てたシャツまで脱いで、2代目銀次(塚本高史)に買い取らせる店長竜二。ここでハートの刺青が・・・
「え? リーゼントと服屋がデキてんの?」と同居人。違うって(涙)

 もちろんデキているのは伊藤美咲と、です!
銀次も竜二も、恋の刺青が自分だけとじゃない、騙されていた、とはっきり悟る場面なわけです。
 冒頭のまとめもめぐみちゃん(伊藤美咲)がらみの回想も、いい感じだったと思うんですがやっぱり、新春SPを見てない同居人はいろいろピンと来ないんですよ。並んで見ていて温度差激しいです。

 横に分かってない人がいると、質問されたり↑類の発言に疲れたりで今ひとつのめりこめません。2,3回みたら馴染んでくれるでしょうか。

 期待通りに、メッチャ面白いんだけどなー。竜(岡田准一)の落語も、虎(長瀬智也)のヤクザも大熱演。
特に今回虎が、屋台ひっくりがえして暴れるところはヤクザの本領発揮。ソコマデヤルカ!と仰天しましたよ。 舌べろべろで道行く人に避けられてるのも面白かったなぁ。

 でもそんな、キャラクターの面白さよりも今回は物語の作り方、納め方の巧さに感心。
あれでしょ、どうせ落語と現実が同じ落ちになるんでしょ、・・・と思わせておきながらも意表をつくって並大抵じゃありませんですよ。
 金じゃないんだ。男と会ったことが夢になるんだぁ(尚かつ、”男を見る目がない”彼女が惚れるんだからギンギンってダメかも!というところも笑えるよね)

 でも、クドカンらしいかというと 良く分からない。
 「マンハッタンラブストーリー」や「僕の魔法使い」みたいな、粗筋が下らない代わりのパワーはないかも。
『落語に出会って、笑顔を取り戻した』
『親に死なれ親分に拾われ、ヤクザになるしかなかった』
そんな経歴もspでは笑う場面になっていたのに、今回夕焼けをバックに西田敏行のセリフじゃ、剛速球で人情ものじゃないですかぁ。こっぱずかしいったら。

 もっと阿部サダヲさんはじけるところも見たいです。それはまた来週かな?

**新春sp 三枚起請の巻 はこちら**

ついでに、「マンハッタン・ラブストーリー」と「僕の魔法使い」もよろしく♪